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目黒区の元気! ~第1回~ 小林かなこと一緒に学ぼう! ~ミニ勉強会~

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このたび、区政活動をご報告する区政報告会とは別に、区民生活における問題や最新の話題など身近な問題について皆さまと一緒に学び、ディスカッションしたいと思い、「小林かなこミニ勉強会」を少人数制で開催させて頂くこととしました。

第一回目のミニ勉強会は平成29年5月27日(土)に開催し、鈴木たかみち東京都議会議員を講師に迎え、「都市防災と無電柱化について」ご講演頂き、参加者の皆様とディスカッションさせて頂きました。

今回のブログでは、ミニ勉強会の一部をご紹介させて頂きます。また、当日の配布資料をPDFでご覧頂けるようにしました(末尾ご参照)。



講演概要

*臨場感を感じて頂くため、講師の発言をほぼそのまま掲載しています。

①都市防災について

猪瀬都知事時代に西小山地区において不燃化特区を決めて対応策を練ってゆこうということになりました。老朽化建物の除去費・設計費等を助成し、消防車の入れる街、燃え拡がらない街を作ってゆこうということでやっています。

原町などが不燃化特区となっていますが、ここで街づくりのモデルケースを作りながら、目黒区内の他の地域にも広げてゆこうということです。品川区との連携もとても大切で、それについても考えています。

助成金の申請については、小林先生に個別に相談してください。都の方では総合的な助成を行ってゆこうということです。建替えをして、燃えない資材を使って、震度6や7が来ても壊れない街をつくってゆこう、引っ越さないで、人間関係は大事にしながら、昔ながらの町並みを大切にしながらやってゆこうというのが不燃化特区の取り組みです。

これはオリンピックにも関係あるんです。中央体育館を建て替えるにあたって46号線の道路計画を立てました。それと並行して行ってきたのが不燃化特区ということです。今、新しい知事になって、各区の総合スポーツセンターの計画が止まってしまっています。その助成に関しても今、我々が都と話しています。目黒区の中にパラリンピックの練習場にもなれるような施設を作りたい、それを(2020年までの)3年間の間に勝負してゆきたいと思っています。

同時に、その周辺の街づくりを行なって行くということです。西小山駅前のUR住宅の件が少し動いているようです。そういうことも含めて、商店街のことも考えて、総合的に街づくりを動かしてゆきます。細かい話は小林先生に報告が全部入りますので聞いてください。



②区道の無電柱化について

電柱は関東に100万本あります。年に1万本ずつ地中化していっても100年かかるんです。区道でこれをどう進めるか。産学協同で知恵を出しまして、東大や東工大とやっています。

トランスが大きいものですから、埋めるにしても土地が必要です。200mから500m間隔で埋めていかないといけないので、区道や私道はなかなか大変です。その対策としてコンデンサーをどこまで小型化できるか、技術革新との両方向から見ながら進めていこうということです。

というように区道の無電柱化はなかなか難題です。しかし区内にも危ないところがいくつかあるので、我々もそこだけはということで昔からやってますが、技術がないとどうにもならない。街づくりの中で道路の幅を広くすればそれが可能になるということです。



③東京オリンピック・パラリンピックについて

ワールドラグビーをまず成功させて、それからオリンピックを成功に導くということで、実際のところ大切なソフト面での動きがだいぶ出てきています。東京でも色々な文化プログラムをやっています。

そして招致できた我々が、今度はアジアの人々、世界の人々にどう感謝を伝えて行くのかということだと思います。目黒も外国の方多いですね。どんどん交流していって頂きたい。それをして初めて東京オリパラが成功し、世界からも評価されるんだと思うんです。世界と和してオリンピックを行ってゆく、平昌・東京・北京とアジアの中で繋がってゆく、スポーツを通してそれをやってゆくというのが大切なことだと思います。

あとパラリンピック。北京の開会式に行きましたが、笑顔が素晴らしかった。親しみやすくてフレンドリーでした。ロンドンもリオも観客の入り方がすごい。障害者の皆さんがスポーツに取り組む。最後にゴールインした人に対して全員が立ち上がって拍手します。日本でそれができるでしょうか。リオなんかで見た障害者も一緒に楽しむ雰囲気、それは本当に素晴らしかった。心のバリアフリーってことを私はずっと言ってるんですが、それをやらないとダメだと思います。そのチャンスが東京五輪なんだろうなと思っています。みんなの心に残る素晴らしいオリンピックにしなきゃならない。前に進みたい、夢を語りたい、人としての夢を語りたいんです。8年間オリンピックおじさんという感じでやってきてます。オリンピックをやるために都議会に来たなあと、そんなふうに思っています。みなさんもボランティアやお孫さんたちのスポーツの応援など、どんどん参加してください。


【質疑応答(一部)】

○築地市場の移転問題について
(回答)

1日も早く豊洲市場に移転すべきです。安全で素晴らしい施設だということは科学的に証明されています。築地市場は色々出てます。クリーニングの跡地、原爆マグロ、アスベスト。移転を準備してくれた現場の人々、遅延にかかっている費用、なんで立ち止まっているのか分かりません。反対している人達は共産党系の昔から反対している人達です。前は2割反対で今も2割反対は変わらないんですが、賛成が8割だったのが、4割近くが「どちらでもない」に変わってしまいました。どうするんでしょう。

国道2号、オリンピック道路はもう無理です。その損害賠償がこれから出てきます。あとオリンピック本番の時の駐車場の問題。本当は築地市場の跡地を駐車場にする予定だったんです。それがもう無理です。現実的に。誰が責任取るんですか。

あと、輸入食材の件もあります。豊洲市場はそういう世界基準を満たすために作ってるんですが、そこをクリアしないと選手村で日本の食材が使えなくなっちゃう。いろんな話がある中で、努力していますが、とにかく早く移しようという話です。知事には決断をしてもらいたい。


【配付資料】

①「東京都の防災都市づくり~震災に強い都市の実現に向けて~」 東京都都市整備局

②「不燃化特区制度~燃え広がらない・燃えないまちづくり~」 東京都都市整備局

③「不燃化特区の支援制度のご案内~原町一丁目・洗足一丁目地区、目黒本町5丁目地区~」
  目黒区街づくり推進部・木密地域整備課・木密地域整備係

④「東京の無電柱化」 東京都建設局道路管理部安全施設課

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