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平成29年予算特別委員会(第5日 3月13日)

各種委員会

開催日:平成29年 3月13日
会議名:平成29年予算特別委員会(第5日 3月13日)

目黒区議会予算特別委員会会議録(第5日)

○小林委員
それでは、私のほうから2点、短く質問させていただきます。
三区間交流と卓球大会の件です。
来年度、中国北京市東城区、韓国ソウル特別市中浪区及び目黒区との三区間交流が新規事業として予算が計上されています。また、日中友好交流都市中学生卓球交換大会についても予算が計上されています。
1点目といたしましては、これら2つの新規事業の予算の内訳を教えてください。
続きまして、2点目について、現時点でわかる範囲で結構ですが、これらの交流の事業の具体的な内容、例えば、実施の期間ですとか、何名ぐらいの中学生を派遣する予定なのかですとか、そういった具体的なことがわかる範囲で結構です。教えてください。
以上です。

○村上文化・交流課長
三区間交流、それから卓球についてのお話になります。
先に、事業の内容を御説明いたしますけども、三区間交流につきましては、一昨年、区長、議長を代表とする訪問団が久々に東城区を訪問いたしまして、その際、青木区長から、先方の東城区長に対して、日中韓の青少年の交流をしたいと、スポーツや文化で交流したいというお話をして、それを受け入れられました。東城区の区長は、途中で交代があったんですが、それがきちんと引き継ぎをされていて、ぜひ三区間で交流をいたしましょうという話になっています。それを受けまして、昨年、文化・スポーツ部長を団長とする、いわゆる実務者レベルでの会談を行うために、私ども教育委員会と一緒になって、昨年、訪中をいたしました。また、その日程に合わせて、韓国ソウル特別市の中浪区からも実務者が参りまして、三区間で交流のお話をして、ことしの夏、子どもたちのことですから、夏休みというふうに限定されると思うんですけども、夏休みの間に、今回は東城区を会場として、三区間の中学生レベルのスポーツ交流をいたしましょうということで話がまとまったところです。
現在、日程調整中、それから競技の内容等については、三区間で今、細かい詰めを行っているところでございます。
それから、もう一点の卓球なんですけれども、これは、全国の日中友好協会のレベルで、ちょうど日中国交正常化45周年という年を記念して、日本と中国の、それぞれ友好都市関係があると思うんです。例えば、目黒区で言えば東城区、あるいは、ほかの区で言えば何市であったり、何州であったり、日本の各自治体と中国の各自治体が友好都市関係にある。その友好都市関係同士の選手がダブルスを組んで、つまり、目黒の選手と東城区の選手がダブルスを組んで、つまり、東城区対目黒区ではなく、東城区・目黒区チームが他の、例えば何々市と何々州のチー
ムと対戦するということを中国の北京で行うことが予定されています。これはもう、日程が決まっていて、8月という形になっているんですが、そちらに際しても、子どもたちを派遣する予定で予算を組んだところでございます。
予算ですけれども、東城区、中浪区との三区間交流につきましては、仮の積算なんですけれども、中学生の男子チーム、女子チーム各10名程度、それから、コーチや監督、引率を含めて、旅費であったり、あるいは子どもたちの交換の記念品、参加する中国や韓国の子どもたちに対する記念品であったり、もろもろを含めて大体四百数十万円を組んでいるところでございます。
それから、日中友好の卓球大会につきましては、やはり、これも渡航費が主なものになるんですが、150万円余を組んでいるところでございます。
以上です。

○小林委員
ありがとうございます。
具体的な交流内容については、これから詰めていかれるということで、行かれる生徒の、区内に中学校が幾つかあるわけですけれども、その選考というのは非常に難しいと思うんですが、どのようにされているのか。例えば、全中学校の中から1人、1人なのか、何か予定があるのか、そのあたりを伺います。
あと、中学生の渡航費、コーチ、監督に係る経費ということだったんですけれども、生徒に関しては、これは全額区が負担する予定でしょうか。それとも、一部負担で、なるべく多くの生徒にということでの今回の計上になりますでしょうか。
以上2点です。

○村上文化・交流課長
まず、選手の選抜ですけれども、種目が決まりましたら選手の選抜に入っていきたいと思うんですが、当然、その競技の内容によって選抜する選手の数も、先ほどの仮の10名というのとは、もしかすると異なってくるかもしれないんですが、この辺に関しましては、教育委員会のほうの御協力を仰いでいて、中学校の校長会、それから中学校の中体連、そちらのほうに今ちょっと打診をしていて、日程や競技内容が固まり次第、どういう形で推薦をするのか。例えば、各校2人ずつというふうに、学校単位で選ぶというやり方もあるでしょうし、あるいは部活を持っている学校も、ない学校もあるでしょうから、当然、その全体の部活の中で有力な選手と言いますか、そういう方たちを選ぶのか、その辺は、教育委員会のほうに御協力をお願いしているところです。
それから、もう一点の参加費についての自己負担なんですけれども、これは、日・中・韓でやる中学生の行事ということで、なかなかその自治体レベルで、こういうことを実現しているところも少ないということで、私どもで補助金の申請を現在行って、クレアという国の外郭団体があるんですが、そちらの補助をいただけるような形で、今、内諾をいただいています。ちょっと時間的に間に合わないので、予算書のほうで特定財源としては計上できなかったんですけども、こちらで、たしか180万円ほどの補助もいただけることになっていますので、それらを踏まえ、全体の状況を見ながら、参加される生徒さんに、どういった形で負担を求めるか。そこは、今後検討していきたいというふうに考えています。
以上です。

○小林委員
細かいことは、またこれから、人数についても詰めていく段階で変更が出てくるかもしれないということでわかりました。
昨年の決算特別委員会のときにも、交流している外国の都市との事業について、顔が見える交流をぜひ進めていってほしいということを質問させていただきました。
今回、実際に、目黒の生徒が中国のほうに行ってスポーツを通して交流ができるということで、私は大変この事業には期待を寄せています。
ただ、教育委員会の所管になるのかもしれませんけども、行った生徒は、物すごくいろいろなことを得て、現地を見て、すごいインパクトを持って戻ってこれるんですが、行けなかった生徒というのは、やはり、そこで温度差が生じてしまうと思うんですね。なので、やはり、行けなかった生徒も、行った生徒と同じような、今までにない交流、ダイナミックな交流が感じられるような事業の展開を教育委員会とも連携しながら推し進めていっていただきたいと思いますが、最後、その点に関して、方向性というか、伺えればと思います。

○上田文化・スポーツ部長
三区間交流につきましては、確かに、委員のおっしゃるとおり、行く生徒は限られた状態になります。
ただ、戻ってきた後に、こういうことがあったという報告の場を何か機会を持たせたいと思いますし、また、展示等も含めていきたいと思います。
また、今後、これはスポーツだけではなくて、文化事業とか、そういったものにも広げていきたいと思っていますし、また、目黒区でも、いつの日かやりたいとも考えていますので、そういった意味での広がりを今後とも持たせていきたいと思っております。
以上でございます。

○宮澤委員長
小林委員の質疑を終わります。

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