令和元年企画総務委員会(11月12日)
開催日:令和元年11月12日
会議名:令和元年企画総務委員会(11月12日)
○そうだ委員長
岩崎副委員長の質疑を終わります。
ほかにございますか。
○小林委員
済みません、1点だけ、小さなところで恐縮なんですが、今回いろいろたくさん修正がかかっていて、網かけで特に重立ったところはこちらのほうに特段抜き出して説明をいただいている点は、非常にわかりやすくて読みやすいかなと思います。
それで、これが例えば文言修正のときに、ここはどういうふうに前回から変わったんだろうなというところを、64ページからの変更箇所の別添3のところで一つ一つ見ていくときに、何ページのどこにこれが対応するのかというのが非常にわかりにくくて、例えばこの表で変更日というのが左のほうにありますけれど、これは何も特に変更日、書いていないので、これは残す必要があるのか、なければ例えばここにページ数を入れていただけると、よりもっと早く見られるんじゃないかなというふうに、ふと思ったので、その辺変更がきくものなのか、またこれは様式が変えられないのかお伺いしたいと思います。
○酒井広報課長
御指摘ありがとうございます。64ページ以降の変更箇所についてのお尋ねでございます。
まず、こちら今ブランクとなっております変更日ですが、こちらは実際に修正が決定して、新しい評価書が決定して、公表する日付が後々入ってまいります。素案や案の段階では、まだブランクというものでございます。
ページを入力したほうがわかりやすいという御指摘かと思いまして、実際自分で見ていても、そういうふうに感じるときもあるのですが、ちょっと評価書の内容によって、ページづけが変わってしまう場合もありますため、ページ数ではなく、項目の番号で整理するようなつくりになっておりますので、ちょっと見づらさのほうは何とか御容赦いただきたくということで、これは国の定めたフォーマットの中に書くものは、このような制御はあるんですけれど、先ほどの区が独自でつくる主な修正点、ピックアップしたものは、見やすさを考えて、今回のページ数を記載しているところでございます。
以上でございます。
○そうだ委員長
小林委員の質疑を終わります。
ほかに。
○そうだ委員長
説明が終わりましたので、質疑を受けますが、企画総務委員会ということですので、その範囲内の質疑をお願いしたいと思います。
それでは、質疑をお願いします。
○小林委員
台風19号が終わった後、我が会派のほうからも区長のほうに緊急要望を出させていただきました。ですので、ちょっと内容がかぶる点もあるかもしれませんが、幾つかお伺いしたいと思います。
まず今回、情報発信の部分で、ホームページにアクセスが集中してサーバーがダウンしてしまったということが非常に大きな混乱を招いた1つのことでもありましたけれども、今御説明の中で、東京都との自治体情報セキュリティークラウドのほうで支障があったという御報告だったのですが、お隣の品川区のホームページは、目黒区がダウンしていても見られていたような状態があったりと、近隣のところとの差が何かあったように思うんですけれども、その辺で、何時ぐらいにダウンしてしまって、またそれから災害用ページに移行するのが何時ぐらいになって、その間どれくらいの間、全くホームページ、インターネット関係からの情報収集ができなかったのか。もし把握していたら教えていただきたいと思います。
また、ホームページが閲覧できなかったことで、防災センターですとか区役所のほうに電話での問い合わせというのが多くなってしまったのか。そのあたりもお聞かせください。
それから、携帯でも見られる防災アプリがありますけれども、その中に今いろいろなコンテンツが入っていて、地震の備えだとかさまざまなメニューがあるのですが、風水害の備えについてもアプリの中にページがあります。それを見ると、まだまだ内容が、もうちょっとあってもいいんじゃないかなというような見直しについて、今回の台風19号の課題も踏まえた中で、警戒レベルについての説明ですとかそういうのもなかったので、そういった防災アプリの中身の見直しも今回検討していただけたらと思うのですが、その点はいかがでしょうか。
それから、避難所についてなんですが、今回3カ所、開設されました。実際に避難される方がわっと押し寄せてくると、満杯が何人までというふうにはなかなか決められないとは思うのですが、現在収容できる人数というのは、区としてどのように想定されているのかを教えてください。
とりあえず以上です。
○酒井広報課長
では、1点目と2点目について、広報課のほうからお答えいたします。
まず、見られなくなった時間帯などのお尋ねでございます。
今回のホームページが閲覧しづらくなったことにつきましては、いわゆるサーバーダウンという、ホームページのサーバーそのものが機能しなくなったというものではなくて、サーバー自体は正常に動いておりましたが、サーバーに至るまでの道のりに渋滞が生じたという、そういう現象でありましたので、サーバーがダウンをしていた時間帯というのは、それはなかったということです。混雑があった時間帯というのは、大体我々も参集する朝8時とか8時半の段階から見づらい状況は続いていて、いろいろ策は講じましたが、夜8時とか10時とか、それぐらいまで見づらい状況は続いていたようです。ただ、見る機器によっても、通信状況など、いろいろ機器によって条件が違いますので、その中でも比較的つながりやすかった機器、それから何回やってもだめだった機器というのはあったように認識をしているところです。
区のトップページ、ことしの3月に災害用トップページに切りかえる訓練なども行わせていただきましたが、その画面を出すことができたのが当日、10月12日土曜日の13時55分ということで、つながりにくくなってから災害用トップページに差しかえるまでにちょっと時間がかかってしまいました。その処理を行うにも、なかなかアクセスの悪さという、そういったこともありましたので、そのあたりも今後の反省点にしてまいりたいと思います。
お問い合わせということで広報課に直接、ホームページが見られないというお問い合わせがあったのは1件だったのですけれど、ほかの部署のほうで恐らく、見えないというお声はお聞きになっているかと思います。事後に区民の声課宛てに寄せられた当日つながりにくかったというお声ですとか、あと広報課におきまして、ツイッターでいろいろ情報は発信したんですけれど、そちらに対するコメントで、ホームページ全然見られないといったことはたくさんいただいております。
1点目と2点目は、以上でございます。
○高橋防災課長
防災アプリについての御質問でございます。
委員おっしゃいますように、中身については今後、大きな改修の予定はないんですけれども、区民の方にわかりやすい情報発信という点では、今おっしゃっていただいたような警戒レベルの説明ですとか、そういったものを書き加えられるかどうか、そのポータルを見て一目でわかるような形で、その内容については検討させていただければと思います。
また避難所につきまして、特に一避難所に何人とか、収容人数につきまして、特に防災課のほうで決めているものではないんですけれども、今回、避難所を開設しましたところでは、オーバーフローするようなことがなく、来た方は皆さん、避難所の中で過ごされたということで、お断りしたりとか、そういうケースはなかったというふうに聞いております。
以上です。
○小林委員
ありがとうございます。
サーバーダウンではなくて、アクセスが集中して、そこが混み合っていただけで、つながりにくく、またそれも機種によって差があったということでわかりました。
ホームページなかなか閲覧できなかったときに、どうやって情報が来るかというと、やっぱりツイッターだったりとか、あとメールマガジンのほうで随時、水位の情報だとかが来たので、それを受け取っている側としては、あっ、こうなっているんだなということが、区のほうから情報もらってわかることができたんですけれども、自分から情報とりに行きたいと思っている人がとれなくなっているときに、逆に区が発信する頻度だとか、それからリーチする人をふやしていくということがこれからとても大事になっていくと思いますので、やはり今回の大きな課題ではありますけれども、メールマガジンの登録者数のアップを目指すPRですとか、それからツイッター、今回本当に皆さん、便利だったなということを実感されたと思うので、メールマガジンやそれからツイッター等のより利用者数の獲得について、どうやったら広げていかれるかの検討も、また深めていっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
アプリの件はわかりました。
それから、避難所についてなんですけれども、今回、幸い目黒区ではオーバーフローすることもなく、避難されてきた方々には滞在していただくことができましたが、都内では満員になってしまって、避難所に入れなくて自宅に戻る方がいたりだとか、それから広域避難ということもほかの区ではあったようです。例えば、本当にその状況にならないと何とも言えないんですが、今目黒区で開設している避難所に本当に多くの方が押し寄せてしまったときのその先の対策として、今何か検討されていることがあるのか。例えば民間との防災協定をこれから一層広げていく予定なのか、また体育館だけではなく、もう少し使える学校の教室等の開放なども視野に入れているのか、そのあたりの今後の方向性というか、もしありましたら教えていただければと思います。
以上です。
○酒井広報課長
では、1点目についてお答えいたします。
情報発信についてでございますが、今回、メールマガジンやツイッターで、ホームページ以外から情報をとれる方法ということで活用いたしました。必要度に比べて発信頻度が少ないのではという御指摘も、反省点として捉えさせていただきたいと思います。
情報にアクセスできる人をふやせるように利用者の増ということで、ツイッターにつきましては、日ごろからツイートの際に、区のイベントをお知らせする際でも、写真とかチラシなどの画像をつけてみたり、ふだんツイッターを受け取る方にとって、より魅力的になるものであるように日々工夫をしているところです。ただ、日々の工夫で、台風前はフォロワー数が9,000人台だったところなんですけれども、台風の1日で一気に3,000人ほどふえまして、恐らくリツイートでごらんになった方がそのままフォロワーになってくださったのかなと思います。なので、必要な情報、役立つ情報を発信し続けている。常にそこに確実にあるという、そういったスタンスを崩さないようにしていきたいと思いますし、本当に議員の皆様には、それぞれのSNSで区のツイッターをフォローしていただいたり、リツイートしていただいたり、拡散に御協力いただいて感謝しております。
メールマガジンなども、なかなか登録者数の増ということで、具体的なキャンペーンを行っているわけではないのですけれど、今回、台風情報を発信するときに、ホームページは使えないという制限がありましたし、緊急的な情報でしたので、通常ですと、防災に関するメールマガジンは、そちらに登録している方のアドレスにだけ配信するようになっているんですけれど、今回、19号の際は、目黒区に7種類のメールマガジンがありまして、それに登録している方、ふだんは防災情報を受け取っていない方に対しても、一斉配信していますという断り書きをつけてお送りしたということはございます。これを機に防災情報のメールマガジンも登録していただければいいと思いますし、またこういう緊急事態に限っては、通常は防災のほうのメールマガジンを登録していない方にも、区のほうから積極的に配信してまいりたいと思います。
広報課からは以上でございます。
○高橋防災課長
それでは、再度のお尋ねでございます。
避難と申し上げましたが、区のほうで指定した避難所に避難する者のほか、最寄りのかたい建物に逃げるですとか、または夜暗いときですと、かえって外に出るのが危険な場合もございますので、そういうときは垂直避難という形で、現在いらっしゃる建物が十分安全なところであれば、そこの2階とか3階、上層階のほうに逃げるとか、そういった形もあるということで、これは先月の区民と区長とのまちづくり懇談会の中でも私、防災課のほうから説明をしているところでございます。そういった避難の形がさまざまあるということを区民の方に周知をするとともに、それでも御自宅にいると不安だという方もいらっしゃいますので、その場合はやはり私どものほうで幾つか避難所を用意することになるかと思います。今回は地域避難所と自主避難所ということで2種類の避難所を用意させていただきましたけれども、最高で426人の方が避難されたということで、たまたま今回は人数がそれほど多くなく、何とか収容できたということかもしれませんが、今後、もっと大きな災害になった場合には、それこそ本当に収容し切れないとかというケースもあるかと思います。その場合は、特に区立の施設に限ったことではなく、民間の施設ですとか、それはそれで条件というか、かたい建物であったり、それなりに耐震性の建物という条件はつけさせていただきますけれども、そういった民間の建物と協定を結んで、そちらを補完的に避難所として開放していただいたりとか、そういったことも考えて、避難所の数はどのくらいが適正なのか。これ、やはり災害の規模によっても違うと思うんですけれども、この辺は、説明の中でありましたように、あり方検討委員会、庁内のほうで検討いたしますので、その辺も含めまして、ちょっと検討していきたいというふうに考えております。
以上です。
○小林委員
じゃ、最後1点だけ。
今回、これほど世間でも台風、特に川の近く、絶対外に出ないでくださいというようなこと、報道でもありましたが、目黒川沿いに住んでいる区民の方が、防災のサイレンも聞こえないし、警戒レベル4になっているけれども、今行ったほうがいいのか、行かないほうがいいのかというので、実際川のそばまで何度も見に行ってしまって、結局避難はされず自宅待機のままで特に大きな被害はなかったのですが、行ったら危ないよ、死ぬかもしれないよということをわかっていても見に行ってしまう本能といいますか、そういう方がまだまだいるので、例えばめぐろ区報の防災特集のときとかに、今回の台風19号で出た課題に対して、「区ではこういうこと新たにやります」、また「もう一度、皆様、避難行動について、垂直避難も含め、改めて御自宅で避難について家族で話し合ってください」というようなことを記事として出すとか、先ほどのメールマガジンの登録についてのPRもそうですけれども、せっかくたくさんのことが見えてきたので、何らかの形で区民の方の目にとまるような周知をしていっていただきたいと思います。最後、その点だけいかがでしょうか。
○高橋防災課長
今の御質問でございますけれども、広報につきましては、さまざまな媒体を通じまして、今、私のほうでちょっと答弁差し上げたような避難のやり方ですとか、あとなるべくそういった危険を冒さないようにということで、区民の方に水害のリスクというのは大変なものだということを区報ですとかホームページを通じまして、おっしゃいますように、啓発には努めていきたいというふうに考えております。
以上です。