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令和元年目黒区総合戦略等調査特別委員会(11月29日)

各種委員会

開催日:令和元年11月29日
会議名:令和元年目黒区総合戦略等調査特別委員会(11月29日)

○武藤委員長
 よろしいですね。ほかにございますか。

○小林委員
 今回の実証実験の報告書を非常に興味深く読ませていただきました。
 つい昨日、報告会が行われたということなんですが、今回の実証実験を行った人事課と保育課の方のみを対象としてやられたのか、全庁的にこの報告をされて、今後の実証実験に向けて、興味がある方はどなたでも聞きに来てくださいというような感じでされたのか、まずそこが1点。
 あと、今回のRPAのほうは、RDAというか、デスクトップ型のRPAでやったのか、サーバーとかクラウドとか、いろいろ使うのがありますけれども、どのタイプので実証実験をされたのか、それが2点目。
 あと、この報告書の中にメリット、デメリットが書いてあるところがあったんですけれども、決められたことはできるけれど、応用がきかないみたいな、何かそういうのが書いてあるところがあったんですけれど、どこだったか。
 (「53」と呼ぶ者あり)

○小林委員
 53ページだったかな。そうです。済みません。53ページですね。
 長所、短所で、RPAとOCRのメリットデメリットがありますと。ルール化されたことは、覚えれば、どんどん人より速く効率的にできるということなんですが、間違ったルールを入れてしまうと、間違ったままで永遠にやってしまうという大きなデメリットがある。それは、やっぱり人がチェックしなければならない。今回の実証実験のときに、そういったエラーというか、そういったことが実験の中で見られたのか。
 それから、やっぱりシステム障害があったり、バグが生じたりすると、やってきたことがとまってしまって、その修正に時間がかかってしまう。実証実験中も多分何度かそういったトラブルはあったかと思うんですけれども、そういうのをどのように、今回トライアルの業者さんのほうで、いろいろ対応してくださったのか、自分たちで全部やらなきゃいけなかったのか。トラブル対応について、今回、実証実験中はどういうことがあったのか、おわかりの範囲で教えていただければと思います。
 以上です。

○田中経営改革推進課長
 まず、説明会についてでございますが、こちらについては、全庁的にお声がけをさせていただいて実施をしたということで、25日、約1時間ずつ、2回に分けて説明会をして、人数的にちょっと正確な人数は覚えていないのですが、2回で大体50名弱ぐらいの職員の方々が、部課長さんも含めて参加をされている状況でございます。
 2点目のRPAのデスクトップ型か、につきましては、これはデスクトップ型ということで、パソコンの中で全て完結するようなものでございます。
 3点目の長所、短所のお話でございますが、やはり機械なので、実際には人間がつくり込みをするわけですから、その途中で間違った作業をさせてしまうと、そのとおりに動いていくということは、そのとおりです。ですから、やはりそこをしっかりと事前にチェックをし、成果物を見、正しいかどうかを確認した上で、最終的に、実証実験ですけれども、成果物を出してきたというところでございまして、その辺の作業はかなり人手を要する。また、RPAを使えるスキルだけではなくて、やはり一番重要なのは、その業務をその方たちがしっかりと把握しているかどうかということになりますので、そういったところがやはり課題なのかなというふうに思っています。実際にそういうエラーが出た場合、機械的なRPAの作業に関するエラーの対応については、基本的に事業者さんにやっていただいた、今回はですけれども、という状況でございます。ここを内製化、要は職員が全てRPAの作業も含めてできるかどうかというのも、やはりこれは最大の課題かなと。
 先ほどちょっと他の委員からのお話もありましたが、ここについては、やはりなかなか職員1人だけのレベルでは難しい部分もあるのかなというふうには今考えているところでして、一定の事業者さんとの、一部委託をかけながらやるのが、今のところは正解なのかなと。ただ、先ほどもお話ししたとおり、一番重要なのは、RPAの成果物を出すに当たっては、やはり現場の職員の方の、機械のスキルではなくて、その事務事業にどれだけちゃんと精通しているか、そこが一番重要になりますので、やはり人材育成も含めて進めていくということが重要になってくるかなというふうに考えています。
 以上です。

○小林委員
 ありがとうございます。
 業務の効率化を図るには、これは、一度しっかり時間をかけて覚えれば非常に役に立つ、それこそとてもいい手段なんですけれども、そこに至るまでの準備段階で心が折れてしまって、やっぱり手のほうが速かったというようになりがちなところもあったりするので、でも、その先には膨大な時間を少しでもカットして、ほかのことができるようにというのを図るためには、やはり研修を、事業者さんも含めて全庁的に行っていただいて、少しずつなれていくというか、最終的にはどんどんいろいろな業務がRPA、ICT化されていったものにかえられていくとは思うんですけれども、例えば学校の先生も、今、忙しい中でも、ICT化されることで業務が効率化されていくことも出てくるかと思うのですが、教育委員会のほうでも、例えばちょっと研修をしてほしいとかいうことも、所管がちょっとここからずれてしまうかもしれませんが、連携をして進めていくという面においては、研修も一緒に行っていくこともあるのかという点、最後、1点だけ。みんなの知識を広げて深めていくという点で、どのような方向でお考えなのか、お伺いしたいと思います。
 以上です。

○田中経営改革推進課長
 全庁的にというお話を先ほどさせていただきましたが、まずは今回の説明会にも、当然、教育委員会も含めて御案内しておりますので、仮に例えば今後研修会ですとか、そういう実施をするということであれば、やはり教育委員会等々、他の行政委員会等も含めて、全体でやっていきたいなというふうには思っております。
 実際に、一定のスキルと先ほどお話をさせていただきましたが、確かに機械のほうの一定のスキルは必要だとは思っておりますので、今後、その点も含めて、来年度以降、実証実験の中でちょっと取り組んでまいりたいなというふうに考えてございます。
 以上でございます。

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