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令和 3年第4回定例会(第4日12月 6日)

定例会

開催日:令和 3年12月 6日
会議名:令和 3年第4回定例会(第4日12月 6日)

◎議案第56号 目黒区立区民住宅条例の一部を改正する条例
(委員長報告)

○おのせ康裕議長
本案に関し、都市環境委員長の報告を求めます。13番小林かなこ委員長。
〔小林かなこ委員長登壇〕

○13番(小林かなこ委員長)
 ただいま議題になりました日程第2、議案第56号、目黒区立区民住宅条例の一部を改正する条例につきましては、去る11月26日の都市環境委員会におきまして審査いたしましたので、その経過並びに結果について御報告申し上げます。
 本案は、区民住宅を廃止するため、提出されたものであります。
 理事者からの補足説明は特になく、質疑に入り、委員から次の諸点について質疑がありました。
 借上型区民住宅を廃止後、家賃補助がなくなる住民への影響はどのようなものか、との質疑があったのに対しまして、今、借上型区民住宅に入居している方は、返還後も条件は変更にはならず、家賃も据え置かれることになっている。ただし、オーナーの意向で再契約した場合、更新料や使用期限が発生することになるとの答弁がありました。
 次に、今後、ファミリー世帯への支援として、ファミリー世帯向け家賃助成でその役割を果たしていくという話があったが、応募数が令和元年から募集世帯数を下回っていることについて、どのように認識しているのか、との質疑があったのに対しまして、コロナ禍で住居確保給付金を受給していると家賃助成の対象とはならなくなってしまうため、コロナ禍が落ち着いてくれば、家賃助成の応募へ移行していくのではないかと予測しているとの答弁がありました。
 以上が質疑の主な内容であります。
 最後に、意見・要望を求めましたところ、日本共産党目黒区議団の委員から、本案に賛成する。本議案は借り上げ契約が終了する区民住宅を廃止するものである。目黒区立サント・コア目黒の区民住宅は空き室が増えてきている。特定優良賃貸住宅制度は1990年代につくられたものであるが、この制度の持つ矛盾は、区営住宅よりも家賃が高く、傾斜家賃になっていることである。例えば住民自身が急に仕事がなくなり、生活が急激に変わったことで家賃が支払えなくなった場合は、出ていかなければならない。区民住宅が少なくなる中で、中堅所得者層のファミリー世帯向けに家賃助成を拡充していくことは意義あるものであるが、それだけで十分とは言えない。区営住宅の転向などの住宅政策を要望する、との意見・要望がありました。
 以上の後、本案につきましては、原案どおり可決すべきものと議決いたした次第であります。
 報告を終わります。(拍手)

○おのせ康裕議長
 ただいまの委員長報告に対し、御質疑はございませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○おのせ康裕議長
 御質疑なしと認めます。
 これより採決を行います。
 本案は、委員長報告のとおり決するに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

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