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令和 3年第3回定例会(第4日 9月30日)

定例会

開催日:令和 3年 9月30日
会議名:令和 3年第3回定例会(第4日 9月30日)

◎議案第41号 目黒区三田地区整備事業住宅条例の一部を改正する条例
 議案第42号 目黒区営住宅条例の一部を改正する条例
(委員長報告)

○おのせ康裕議長
 本案に関し、都市環境委員長の報告を求めます。13番小林かなこ委員長。
 〔小林かなこ委員長登壇〕

○13番(小林かなこ委員長)
 ただいま一括議題になりました2議案につきましては、去る10日の都市環境委員会におきまして審査いたしましたので、その経過並びに結果について順次御報告申し上げます。
 一括して審査いたしました日程第4、議案第41号、目黒区三田地区整備事業住宅条例の一部を改正する条例及び日程第5、議案第42号、目黒区営住宅条例の一部を改正する条例について申し上げます。
 議案第41号は、三田地区整備事業住宅の一部を廃止するため提出されたものであります。
 議案第42号は、三田一丁目アパートの住戸を増設するため提出されたものであります。
 理事者からの補足説明は特になく、質疑に入り、委員から次の諸点について質疑がありました。
 高齢者福祉住宅について、コロナ禍で入居倍率が非常に高いと聞いている。実際に応募した人がどのぐらいいたのか区は把握しているのか、との質疑があったのに対しまして、所管は高齢福祉課であり、住宅課では把握していないが、かなり高い倍率だと聞いている。明渡しや立ち退き等で住宅に困窮する高齢者の方々から、昨年40件ほどの関連した相談をいただき、かなり高齢者福祉住宅についてニーズが高いという認識はしているとの答弁がありました。
 次に、三田地区整備事業住宅から用途変更する割合はどのような形に決めたのか、との質疑があったのに対しまして、三田地区整備事業住宅については、2DKと3DKに空きが発生している。2DKは高齢者福祉住宅、3DKは広いため区営住宅に転用することで今回整理させていただいたとの答弁がありました。
 次に、家賃助成には高齢者世帯等居住継続家賃助成、住み替え家賃助成、ファミリー世帯家賃助成などがあったが、一部見直して限定的になってきている。今後は、区民住宅等の提供を家賃助成に転換していくために資格要件を大幅に緩和して、支給金額や支給期間を延長していくという抜本的な改革をしていくべきではないか、との質疑があったのに対しまして、家賃助成は、財源的な課題はあるが、応募者の状況を見ながら、資格要件、件数は検討しており、毎年見直しを行っている。今後、住宅政策審議会に諮りながら、住宅マスタープラン改定に合わせて検討していきたいと考えているとの答弁がありました。
 以上が質疑の主な内容であります。
 次に、まず議案第41号につきまして、意見・要望を求めましたところ、日本共産党目黒区議団の委員から、三田地区整備事業住宅は、恵比寿地区整備事業に係る都市計画道路整備事業の施行に伴い、建て替えや転居が必要になり、住宅に困窮すると認められている者に対して、住宅を提供する目的で建てられたものである。しかし、ここ近年、入居者の高齢化に伴い、空き室になっている住戸が増えている。空き室になった住戸を活用するための条例改正であり、本案に賛成する。
 次に、無会派の委員から、区が提供する住宅については、区民住宅に限らず、区営住宅、高齢者福祉住宅の増加だけでなく、区有施設見直しの中で大幅な家賃助成の要件緩和や拡充によって支えていくということを強く求めて、日本維新の会に所属する議員として本案に賛成するとの意見・要望がありました。
 以上の後、議案第41号につきましては、原案どおり可決すべきものと議決いたした次第であります。
 次に、議案第42号につきまして、意見・要望を求めましたところ、日本共産党目黒区議団の委員から、住宅に困窮する高齢者の方が住み慣れた地域で自立して生活できる区営住宅の募集の際に、高齢者が当選しやすい優遇措置も実施しているが、それでも区営住宅の倍率は高く、入居が困難になっている。コロナ禍で住まいに困窮する実態を把握し、区営住宅のさらなる増設を要望し、本案に賛成する、との意見・要望がありました。
 以上の後、議案第42号につきましては、原案どおり可決すべきものと議決いたした次第であります。
 報告を終わります。(拍手)

○おのせ康裕議長
 ただいまの委員長報告に対し御質疑はございませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○おのせ康裕議長
 御質疑なしと認めます。
 これより採決を行います。
 本2議案は、委員長報告のとおり決するに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

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