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平成27年生活福祉委員会( 9月 9日)

各種委員会

開催日:平成27年 9月 9日
会議名:平成27年生活福祉委員会( 9月 9日)

○小林委員  この陳情書に関して、まず4点質問させていただきます。
まず、1番目のこの下目黒福祉工房のほうでは、唯一給食が行われていなくて、かわりにお弁当が配食されているということですけれども、ほかの区立のこういった似たような施設で、給食の献立表を見ると、例えば行事食があったりとか、あとリクエストを受け付けるような、そういった楽しみが持てるような、工夫を凝らした給食が見られます。また、こういった給食を楽しみにして利用者の方も来ているということを伺っています。
こうした同じ区立の施設でも、下目黒福祉工房だけが給食がないということに対して、少し不公平感を感じる利用者ですとか家族もいるでしょうし、ほかの区立の施設と足並みをそろえるということでも、やはりここは検討すべきだと思いますが、いかがでしょうか。
それから、2番目、お菓子製造作業の調理室ですけれども、当委員会でも視察をさせていただきました。そのときに配付してもらった資料の中に、福祉工房でのお菓子の販売について、収入が、700万円の作業収入のうち約380万円がお菓子であると。そういった、お菓子については稼ぎ頭になっているということを資料でも拝見いたしました。
このお菓子について、売り上げがもっと一人一人の収入につながるように、利益を上げるためにも、もう少しゆとりのある、スペースを広げた作業室の整備が必要だと考えますが、その点についてはいかがでしょうか。
それから、トイレについてもですが、これも実際の視察をしたときに見てみましたけれども、確かに扉と便器の間が非常に狭くて、座ってみると、頭をごちんとぶつけてしまいそうな、そういった状況でした。
このトイレのスペースに関しても、少し広げていくような方向で検討してみるということはいかがでしょうか。
それから、最後ですけれども、指定管理者選定の際には、当所管の理事者も加わっているかと思いますけれども、利用者とその家族、信頼関係を築きながら、職員の定着率を上げるような、そういった選定の基準は何かございますでしょうか。
以上4点、お願いいたします。

○篠﨑障害福祉課長  まず、1点目の給食でございますが、これは確かに委員おっしゃるとおり、ほかの区立工房、もともとは指定管理にするときに、新築等、改築等しましたので、その際に給食設備のない工房も、下目黒福祉工房以外は全て区立については給食をしてございます。行事の際には、当然、利用者から希望の献立を聞いて、それでそういう行事食などもやられていると。
そういう一方で、下目黒のほうはお弁当ということでございますので、それにつきましては、6月24日に家族会に説明に行った際にも、家族の皆さんから強い要望をいただいてございます。その際には、新たに給食室をつくる、増築という意味でつくるのは、これは非常に難しいだろうというお話はさせていただきましたけれども、じゃ今現在ある設備といいますか、部屋の中で何とかならないのかということに関しましては、冒頭補足説明でさせていただいたとおり、今、施設課とどんなことができるのか、あるいはそれに幾らかかるのか、そういったものも含めて、現在、検討させていただいてるというところでございます。
2のお菓子の販売、これにつきましても、国や都の施策として、こういう福祉工房の工賃、これをどんどんふやせということで、それをふやすことでまた加算を受けられると、そういう仕組みがございますので、確かに700万円中380万円余という下目黒福祉工房における工賃を得るための、本当に大きな大黒柱といいますか、そういうものでございますので、今の施設を、家族会からの御要望もいただいてますが、もっと作業がしやすい、効率の上がる、そういったものにしていくことで、例えばお菓子も売れる時期がございます。そういったときに、やはり生産量というのがどうしても一定制約されてしまいますので、そうしたところで、より売り上げの可能性があるというのは十分承知してございます。
ですので、これも陳情に出ておりますとおり、要望いただいてますので、あわせて検討はしているところでございます。
3点目のトイレでございますが、これ、確かに私も実際に座ってみて、ドアを閉めたら頭に、顔に当たるという、すれすれのところですので、これで毎日利用されてるというところを考えますと、できれば早急に何か対応したいというふうに思いまして、これも施設課のほうと協議をしてございます。実際にいろいろな制約があるとは思いますけれども、何かいい知恵はないかということで、今、検討しているところでございます。
4点目の、指定管理者を選定する際の、そういう職員が定着して、信頼関係がきちっと構築できるというあたりの選定基準ということでございましたが、それにつきましては、当然、こういう御要望もいただいておりますし、こういう障害福祉の施設については、やはり職員と利用者、あるいは家族との信頼関係というのは非常に大切でございますので、選定基準をつくる際には、ただ単に何年以上が何人ということだけではなくて、法人がどのように職員育成の方針を持っているかとか、そういったところも重視して選定の基準を組み立てていきたいというふうに、今のところ考えているところでございます。
以上でございます。

○小林委員  ありがとうございます。
家族会のほうからも、また強い要望が出てきたということで、非常にやはりこの陳情書に挙げられてることは、なるべく早目の対応が望まれると思います。
その中で、最後、1つお聞きしたいんですけれども、例えば指定管理者選定の際の基準を今、お伺いいたしましたが、給食もできるような指定管理者を検討するということも可能かと思いますが、いかがでしょうか。お伺いします。

○篠﨑障害福祉課長  それの前提になるのが、下目黒福祉工房を、そういう改修をしまして、給食設備が整備できるということに、そういうことが、多分工事が必要になりますので、そういう日程も見ながら、そういう条件が可能となれば、当然そういったことが、直営でやらなくても、例えばほかの福祉工房なんかですと、調理は調理でまた再委託という形もございます。やり方はいろいろあるとは思いますけれども、当然、そういう設備が整えばそういう法人を選ぶということになると思います。
以上でございます。

○宮澤委員長  小林委員の質問を終わります。
ほかにございますか。

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