無電柱化推進展&教育施設リニューアル展 2017
毎年恒例の東京ビッグサイトでの無電柱化推進展!今年は7月19日から21日までの3日間開催されました。同時に開催されていた教育施設リニューアル展も見てきましたので、特に気になったものをピックアップしてご紹介します!
無電柱化推進展
これまでもご説明してきましたが、無電柱化推進のためには、夜間に工事して朝に埋め戻し、また夜に掘り返すといった土木工事のコストダウンが必須です。
この商品は、波付硬質ポリエチレン管(FEP)で、波付構造により偏平圧縮強度が高められ、適度の可とう性を持つ優れた作業性を備えているため、工事の際の土砂等の削減量を減らすことができるそうです。
触るととても軽いのにとても丈夫でした!
冒頭左とこの写真で私が手にしているのは何だと思いますか?実はこれ、切断された電柱なんです。電柱は通常クレーンなどで吊り上げて抜くそうですが、狭い道路ではそのような工法は取れません。
そこで、この電柱切断機の登場です!この機械であれば電柱を短く切断して撤去するので、狭い道路でも効率的な工事ができるそうです。それにしても電柱の中が空洞とは、皆さんご存知でしたか?
無電柱化されると必要になる地上用機器のラッピング。昨年お邪魔したラッピングメーカーのブースに今年も行ってきました。昨年のお話では「貼るのは簡単だが剥がすのがやや難」とのことでしたが、技術は進歩しています!進化したラッピングの技術では、簡単に、しかもきれいに剥がせていました!費用もケースバイケースですが、概ね1枚10~15万円程度とのこと。
これならお祭りなどイベントPRにも使え、地域振興や街の美観向上にも一役買ってくれそうです!
これは、タングステンワイヤーを練りこんだ「耐切創手袋」で、鋭利な刃物を使用する作業で手を切ることを防ぐものです。
メーカーの方に言われて、恐る恐るカッターで試してみましたが、手袋には全く傷がつきませんでした!
教育施設リニューアル展
この展示会では、学校など教育現場で使用される様々な設備や道具などの最新のものが紹介されていました!私が特に気になったものを以下にご紹介します。
さて、私は何に座っているように見えますか?
このサインスタンドは、左の写真のように、平時は販売促進や情報発信などに利用される看板ですが、災害など非常時には、右の写真のように看板を取り払ってあっという間に車いすに早変わり!耐荷重も100kgなので、人だけでなく、救援物資などの運搬にも使えるそうです。こうしたサインスタンドは複合施設やレジャー施設などでよく見かけますが、沢山の人が集まる場所にあると役立ちそうですね。
冒頭の写真で私が座っているベンチは単なるベンチではありません!色でお分かりになりますか?オレンジ色=レスキューということで、これは担架にもなるベンチです!
左の写真の上のベンチは脚を折り畳むとその脚が取っ手になるタイプで、下のものは脚を取り外すタイプです。どちらもキャスターが付いているので、押しての搬送も可能だそうです。身近なものを非常時に使えるようにする創意工夫は素晴らしいですね!