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令和元年目黒区総合戦略等調査特別委員会(9月13日)

各種委員会

開催日:令和元年 9月13日
会議名:令和元年目黒区総合戦略等調査特別委員会(9月13日)

○武藤委員長
 ほかにございますか。

○小林委員
 きょうこの検討素材、非常によくまとめられていて見やすい資料をいただきまして、ありがとうございます。
 1点だけ確認なんですが、この後パブコメをしていく中で、会派意見をまとめたものもこのスケジュールにのっとって提出ということでよろしいか、その1点だけ確認させてください。
 以上です。

○松本区有施設プロジェクト課長長
 まず、少し細かいお話になるんですけども、今回パブリックコメントではなく、区民意見の募集と、済みません、そういう形にしておりまして、ただ、実際区民意見の募集については、パブリックコメント同様に期間も設けますし、区民の方々から御意見もお伺いしながら、それでそれに対するお答えというところなんですけども、これは次の3ページのところにあった基本的な考え方、ここをこう策定する、その素案をお示しする段階で、この検討素材についてはこういう意見がありましたよ、こういう意見に対してはこういうような反映をしていますよというようなお示しの仕方をするようになるというふうに今は想定をしております。
 以上です。

○武藤委員長
 説明が終わりましたので、質疑を受けます。

○小林委員
 それでは、何点か質問させていただきます。
 まず、ことしの頭ぐらい、1月ぐらいに平成29年度の取り組み状況がたしか委員会で報告されて、それから8カ月で平成30年度の取りまとめをしていただきまして、スピーディーな御対応に感謝したいと思います。
 それで、まずこのICTの区の職員の方への研修というか、使える人材育成の点でちょっとお伺いしたいんですけれども、ページで言うと15ページのところで、人材の育成というふうにあるんですけれども、区の職員の方に今回平成30年度のイントラネット、システム上でいつでも閲覧できるようにされたという報告がされました。
 もうちょっと専門性の高い人材の育成の仕方で、例えばシーサート要員向けの研修だとか、そういったどんどん変わっていくネットワークの変化に応じても、研修内容も高度になっていったり、頻度が多く求められてきたりすると思うんですけれども、その辺の研修は今どうなっているのかが1点と、あとICTを活用していくのはもちろん効率的で、これからどんどん求められていくんですが、同時にデジタル・ディバイドの配慮ということで、そういうのが視覚的に障害がある方であったり、そういったICTにふなれな方であったり、そういった方への配慮も同時にしながら、これは進めていかなければならないということで、先進的な技術や使い方に関する研修とデジタル・ディバイドへの配慮の研修というのは、どのようにバランスを持ってされているのか、そのところをお伺いしたいです。
 あとそれから防災のところで、8ページ、デジタルサイネージの部分です。施策19です。
 昨年と今回の取り組み状況では、いろいろ課題があるので情報収集に努めているとありますけれども、やはり台風のときもそうですけど、風が強かったり雨が強かったりするとサイレンがなかなか聞こえなかったり、やっぱり視覚的に訴えるデジタルサイネージというのは、やはり防災の観点からも必要だと思うんですけど、なかなか設置場所を確保するのが難しいと。
 私、前も議会で何回か提案したことがあるんですけれど、無電柱化される際のトランスボックスにデジタルサイネージを設置しているところが上野公園にはあるんですが、そういった、ただ観光案内とか避難所の地図のラッピングだけではなくて、このデジタルサイネージの場所がなかなかなくて課題であるということであれば、必要だと思っているのであれば、既にある地上機器、トランスボックスにちょっと試験的に載せてみて、その活用についての実証実験というかちょっと行ってみて、これは使えそうだとか、そういうのもされてみてもいいのではないかと思いますが、ちょっとその見解を伺います。
 あと、Wi-Fiのアクセスポイントについてなんですが、今は観光がメーンで駅だとか周辺に設置がされてきています。本当に必要な、特に災害が起きたときに停電してしまうとWi-Fiも使えなくなってしまう。そうすると防災の観点からのアクセスポイントの確保というのがやはり必要になってくると思うんですが、地域避難所になる小・中学校へのアクセスポイントの防災にも災害にも強いWi-Fiのアクセスポイントの設置についての今の現時点というか、今後の考え方というか、その辺はどのようになっているのかを伺います。
 以上、4点です。

○佐藤情報課長
 では、順次お答えいたします。
 初めに、1点目、まず専門性の高い人材、例えばシーサート要員向けの研修ということでございますが、昨年度、こちらでの御報告ではなくて、今年度になってしまいますけれども、情報セキュリティ研修の実施の中で、目黒警察署ほか警察の方の職員の多大な御協力をいただきまして、実際にウイルス感染が起こったらどうなるんだろうとか、その場合にどうしたらいいんだろうとか、そういったような研修を実施したところでございます。
 ただ、今回それはITリーダー等、各職場でリーダーになっていただくような方向けということで、比較的一般職員よりは若干高度目という設定をしたところ、警察の方も熱心にしていただいた結果なんですけれども、かなり難しかったというようなアンケートの結果も受けておりまして、今後どうやってさらに教育研修を深めていくかは、日々研究をしてまいりたいと考えているところでございます。
 次に、デジタル・ディバイドの関係でございますけれども、大変申しわけございません。ちょっと今回最初に、当初に計画した計画書の本体のほうをお示ししてございませんけれども、情報化推進計画の中で、計画推進の考え方、大きく2項目ございますが、その中でデジタル・ディバイドへの配慮という項目を設けてございます。そこで、本計画では区民サービスや区の業務の効率化のため、具体的な情報化推進施策を掲げますが、基本理念や施策の全てに共通するものとして、デジタル・ディバイドへの配慮を取り入れていますとしているところでございます。
 今回の推進計画の中での具体的な内容で申しますと、情報バリアフリーの推進というところで、3ページの上のほう、施策の5でございまして、平成29年10月の「障害者福祉のしおり」、デイジー版及びオーディオCD版を継続して窓口にて配布しましたというところがございまして、引き続き、さらには障害者計画について点字版及びデイジー版を区政情報コーナーにて販売しましたというところで、どうしても今の情報通信技術でございますと、視覚的な文字によるコミュニケーションが中心となりますけれども、そういったところに限らない取り組みを進めているというところでございます。
 また、ちょっと今ぱっとページが出てこなくて申しわけないんですけれども、例えばホームページの作成に関しましても、色覚のある方にも配慮したものとなっているというふうに聞いてございます。
 続きまして、3点目、防災の関係でございますけれども、防災に関する情報発信、なかなか難しいものがあろうかというふうに認識してございます。それで、デジタルサイネージといいますと、通常屋外にあるのかなというところもございまして、余り大雨、大風のところに屋外でもごらんになるのもどうかというところがございまして、じゃ、どういうふうに効率的な情報発信をしていくのが効果的かというところは、現在検討を進めているところでございます。
 やっぱり携帯端末普及しておりますので、その中で、しかも目黒区から情報を発信するためには、インターネットはいろんな情報ございますけれども、目黒区でなければ得られない情報というものを発信するべきではないかなというふうに考えられて、気象情報でしたら気象庁のページもありますし、民間の情報もありますけれども、例えばでございますけれども、目黒川の水位計とかああいうものに関しましては、もう目黒区しか持っていない情報でございますので、そういったものをどういうふうに発信していくかということに関しましては、広報課とか都市整備部とか、関係所管と現在研究を進めていって、実施しているところでございます。
 具体的には、11ページでございますけれども、失礼しました。広報課のほうからメール配信も行っているというところでございます。
 それから、Wi-Fiアクセスポイントの必要性に関しましてでございますけれども、現在、去年に引き続きまして、アクセスポイントの整備を進めているところでございますが、委員御指摘のとおり、現在は観光スポット、駅を中心にというところでございまして、これに関しましては、当委員会のほうでそういった観光と、それから帰宅困難者の対策を目的として、かつ補助金を活用して実施するということで御報告申し上げてきたところでございます。
 その補助金に関しまして、今年度いっぱいで終了という、来年度にあるというふうには聞いてございませんので、来年度以降に改めてアクセスポイントを整備するということになりますと、改めてどういったところでどういったものが必要なのかということを検討しまして、実施することが必要なのかなと考えておりますので、現状では、今後整備するアクセスポイントを踏まえまして、利活用の状況などを踏まえながら検討すべき課題であると認識してございます。
 以上でございます。

○小林委員
 ありがとうございます。
 じゃ、まず何点かポイントだけちょっとお伺いするんですけど、デジタルサイネージ、私がちょっとイメージしていたのは、今、中目黒のトランスボックスがあるところが本当に目黒川のほとりのすぐ近くにあるので、水位の情報だったりとか、そういうのはちょうどいい場所にあるんじゃないかなと頭をよぎったので、そういった実験も可能じゃないかなということで今ちょっと申し上げたところなんですけれども、今、屋外でもたくさんあるので、屋内だけに限らず、どういったところにこれをつけていくのが効果的かということも、去年とことしでまだ今研究中ということですが、いろいろ情報収集をこれからも進めていただきながら、できることはやっていっていただきたいと思うので、その辺ももう一つ、もう1回聞きたいと思います。
 あと、アクセスポイントの点なんですけれども、停電してしまうとやっぱりつながらなくなって、今回も千葉のほうでは、携帯の充電がなくなったりするからWi-Fiがつながらなくて、ちょっと情報が入ってこないということも報道等で見るのですが、今、目黒で新しく設置していったアクセスポイントは、たしか停電すると使えなくなってしまうと聞いているんですけれども、じゃ、実際に本当に停電しても情報が得られるような、そうするとその場合は自家発動電機を使って電気を起こしてというふうになるとは思うんですが、防災に強いアクセスポイントの設置をどういうふうに進めていくか、やっぱり早急に考えなきゃいけないとは思うんですが、東京都の東京23区の場合は、国からの防災に関するWi-Fiの助成金は出ないので、財政的な課題もあるとは思うんですけれども、その点、どのように課題を克服されていこうという考えがあるのか、済みません。そこだけちょっと大きな質問になってしまいますけれども、お願いします。

○佐藤情報課長
 まず、デジタルサイネージの関係のお尋ねでございますけれども、情報システムを開発なり展開するに当たって、そもそもこれちょっと矛盾するようなんですけれども、それ情報システムを使うべきなのか、もっと別の簡単な手段があるのかとか、まずそこを考えないとかなり無駄な投資ができてしまうのかなというところは課題であると認識しておりまして、特に目黒川の近辺ですと、私の勘違いでなければ、まずサイレンが鳴るはずなので、サイレンが鳴ったら逃げてくださいということを周知するほうが、本当にもう先決かなというところもございますので、そういったことも含めまして、区でしかできない、かつ情報システムを使うのが適切な手法は何なのかということを研究してまいりたいと存じます。
 次に、アクセスポイントの関係でございますけれども、無停電装置つきのポイントということになりますと、今私が聞いている範囲では、1カ所当たり1,000万円というふうに聞いておりまして、かなりの高額ということで、なかなか既存の枠では難しい。かつ、今は都の補助金がありますので2分の1の整備費でできるところを、1,000万円全額区の持ち出しでやらなければいけないというところは、かなり大きな課題かなというふうに考えているところでございますので、そういったことも含めて、ちょっと繰り返しになってしまいますが、研究してまいりたいと考えているところでございます。
 以上でございます。

○武藤委員長
 説明が終わりましたので、質疑を受けます。

○小林委員
 1点だけ。
 2.5キロの部のところなんですが、一般受け付けですね。8月23日からインターネット申し込みが始まって、小学生の部なんかも翌日にすぐ定員に満了していると、非常に人気が出ているのがうかがえます。これ将来的に、2.5キロなので、10キロの走者たちが帰ってくるまでには皆さん子どもたち戻ってくるんですけれども、人数、これから人気があるということでふやしていくようなお考えがあるのか、そこ1点だけ、親子ペアも含めてですね。特に早く満了してしまったところについては、今後どのようにお考えなのか伺いたいと思います。
 以上です。

○佐藤オリンピック・パラリンピック推進課長
 今御意見をいただきましたとおり、2.5キロメートルの小学生の部と、それと親子ペアの部につきましては、大変人気が高いというところは認識しているところでございます。
 2.5キロメートルミニマラソンにつきましては、今回折り返し地点に危険があるのではないかということで、数々の御意見をいただいておりまして、今回ちょっとその対応もしてまいります。何分にも緊急車両用に1車線を残すということで、車両1車線分を通って行きと帰りの方がすれ違うというような状況もございまして、そこへの安全性を確保する、そのことも第一のことかと思います。
 その辺を含めながら、確かに御意見いただきましたとおり、応募がすごく多くて、すぐに締め切りとなる、その状況も含めまして、今後検討してまいりたいと存じます。
 以上でございます。

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