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平成28年決算特別委員会(第4日9月21日)

各種委員会

開催日:平成28年 9月21日
会議名:平成28年決算特別委員会(第4日 9月21日)

○議事日程

目黒区議会決算特別委員会会議録

○第4日
日時
平成28年9月21日 午前10時
場所
目黒区議会議場
出席者
(33名)
  • 委員長今井れい子
  • 副委員長関けんいち
  • 委員小沢あい
  • 委員山本ひろこ
  • 委員川原のぶあき
  • 委員佐藤ゆたか
  • 委員小林かなこ
  • 委員竹村ゆうい
  • 委員西崎つばさ
  • 委員鴨志田リエ
  • 委員松嶋祐一郎
  • 委員松田哲也
  • 委員山宮きよたか
  • 委員西村ちほ
  • 委員鈴木まさし
  • 委員吉野正人
  • 委員青木早苗
  • 委員星見てい子
  • 委員武藤まさひろ
  • 委員河野陽子
  • 委員宮澤宏行
  • 委員坂本史子
  • 委員たぞえ麻友
  • 委員岩崎ふみひろ
  • 委員森美彦
  • 委員おのせ康裕
  • 委員佐藤昇
  • 委員そうだ次郎
  • 委員広吉敦子
  • 委員須藤甚一郎
  • 委員飯田倫子
  • 委員橋本欣一
  • 議長田島けんじ
出席説明員
(66名)
  • 区長 青木英二
  • 副区長 鈴木勝
  • 企画経営部長 濱出直良
  • 地域政策室長 森廣武
  • 総務部長 伊藤和彦
  • 危機管理室長 中﨑正
  • 参事(秘書課長) 野口晃
  • 参事(人事課長) 本橋信也
  • 区民生活部長 伊東桂美
  • 文化・スポーツ部長 上田広美
  • 健康福祉部長 堀切百合子
  • 健康推進部長(保健所長) 深澤啓治
  • 参事(健康推進課長) 島田幸雄
  • 参事(保健予防課長) 伊津野孝
  • 子育て支援部長 荒牧広志
  • 政策企画課長(行革推進課長) 秋丸俊彦
  • 財政課長 長崎隆
  • 広報課長 谷合祐之
  • 区民の声課長 細野博司
  • 情報課長 勝島壮介
  • 総務課長 中野愉界
  • 人権政策課長 千葉富美子
  • 契約課長 藤井純
  • 施設課長 三吉英郎
  • 生活安全課長 髙橋邦子
  • 防災課長 髙橋広
  • 地域振興課長(東部地区サービス事務所長) 松原信敏
  • 税務課長(臨時福祉給付金課長) 田中健二
  • 滞納対策課長 後藤圭介
  • 国保年金課長 松下健治
  • 文化・交流課長 村上隆章
  • スポーツ振興課長(オリンピック・パラリンピック推進課長) 山口英二郎
  • 戸籍住民課長 大野容一
  • 北部地区サービス事務所長 小野塚知子
  • 中央地区サービス事務所長 佐藤智彦
  • 南部地区サービス事務所長 古庄正二
  • 西部地区サービス事務所長 藤田知己
  • 健康福祉計画課長 手塚治彦
  • 生活衛生課長 白濱利一
  • 碑文谷保健センター長 三村晴夫
  • 介護保険課長 高橋直人
  • 高齢福祉課長 田邉俊子
  • 障害福祉課長 篠﨑省三
  • 子育て支援課長 唐牛順一郎
  • 子ども家庭課長 髙雄幹夫
  • 保育課長 落合勝
  • 保育計画課長 塚本秀雄
  • 会計管理者(会計課長) 足立武士
  • 教育長 尾﨑富雄
  • 八雲中央図書館長 大迫忠義
  • 選挙管理委員会事務局長(事務局次長) 竹内聡子
  • 監査事務局長(事務局次長) 清水俊哉
区議会事務局
  • 局長 髙橋和人
  • 次長 金元伸太郎
  • 議事・調査係長 松本博
  • 議事・調査係長 松江良三
  • 議事・調査係長 中野善靖
  • 議事・調査係長 門藤浩一
  • 議事・調査係長 三枝孝
  • 議事・調査係長 藤田尚子
○午前10時開会


○今井委員長
補足説明が終わりましたので、第4款健康福祉費218ページから263ページまでの質疑を受けます。
○小林委員
それでは、私のほうから224ページの乳がん検診について3点お伺いしたいと思います。
まず1点目といたしまして、平成24年6月に閣議決定されたがん対策推進基本計画では、5年以内にがん検診の受診率を50%とする目標が示されています。平成27年度の目黒区の受診率についてお伺いしたいと思います。また、近年どのような傾向があるのでしょうか。
それから、続いて2点目ですけれども、区のホームページによりますと、現在、区は乳がん検診の無料クーポン券、こちらのほうを40歳の区民、そして45歳から60歳までの区民に配付しています。この間の41歳から44歳までの女性については、クーポン券の配付というのは行っているのでしょうか。また、この年代の女性については、どのような対応を区として行っているのか、伺います。
最後に3点目といたしまして、検査を受けて要精密検査と判定された人のうち、精密検査結果やそもそも精密検査を受けたかどうか未把握の人の割合、これを精検未把握率といいますけれども、都の調査によりますと、平成26年度、本区はこの精検未把握率が15.9%という結果が出ていたようです。東京都のほうからは、この自治体が行う対策型検診として、事業評価のために要精密検査となった方々のその後の状況把握を進めましょうという指摘を受けていますが、この指摘を受けた後、どのような対策を行ってきたか伺いたいと思います。
 以上、3点です。

○島田健康推進課長
それでは、小林委員からの3点の質問についてお答えいたします。
まず、1点目の乳がん検診の受診率でございますが、乳がんにつきましては、ほかのがんでは減少に転じているものもあるのですが、乳がんについては毎年約9万人の方が乳がんに罹患しておりまして、増加を続けております。そういったことで、乳がん検診は大変重要な検診の一つというふうに考えております。
それで、国では、がん検診の受診率を50%、これを目指すように言っております。区も同様に、やはり50%を目指していろんな取り組みを行ってまいりました。平成27年度の受診率につきましては27.7%でございますが、過去の受診状況を見ていきますと、平成20年度が12.6%です。それで、平成26年度になりましてようやく20%になりまして、22.4%、27年度が27.7いうことで、この間にかなり伸びてきているなというふうに思っております。
ただ、50%になかなか届かないんですが、これには少し事情がありまして、区のほうで把握しているのは、国保の加入者とそれから後期高齢者の加入者です。ですから、社保の分はこちらでは把握できませんので、その分を含めるともう少し上がってるんじゃないかなというふうに思っております。
それから、乳がん検診の無料クーポン券の配付、送付でございますが、乳がん検診につきましては、基本的には40歳以上の区民は2年に1回受診ができるというふうになっております。その中で、受診対象者には個別通知を区のほうからお送りしております。お送りするのが40歳と、それから45歳から60歳までの方で、前年に検診を受けていない方にお送りをしています。先ほどお尋ねの41歳から44歳の女性につきましては、個別通知はお送りはしてないんですけれども、申し込みによりまして受診ができるようになっております。
この個別通知につきましては、区の独自のものと、それから国の事業がございまして、40歳と45歳、50歳、55歳、60歳、これにつきましては国のクーポン事業ということで送付しているものと、それからその間の46歳から59歳までの間については、区の独自事業として実施しているものでございます。ただ、41歳から44歳については、現在区のほうでは通知はしておりません。
それから、3点目の要精検の未把握率、これが15.9%ということで、これにつきましては、対策型の検診としましては、きちんと精密検査を受けていただく、これは大変重要なことだというふうに思っております。なおかつその受けたかどうかを確認する、これは対策型検診では追跡調査ということで行っておりますが、これが把握できないケースというのがございます。最近では、個人情報、プライバシーということで、当初に受けた医療機関から病院のほうに聞いてもなかなかお答えいただけないケースもあったりして、この未把握がふえてる傾向はございます。
ただ、目黒区では、乳がん精度管理委員会というのを設けておりまして、これを年3回ほど開催しておりますけれども、そこできちんとどこの医療機関がどのくらいの未把握なのかということも調査をしておりますので、なるべくこの未把握を減らしていきたいというふうに考えております。
以上でございます。

○小林委員
ありがとうございます。それでは、再質をさせていただきます。
無料クーポン券の配付は、乳がん検診の受診率を上げるという意味では、非常に効果があると思います。今お伺いした受診率も平成20年度に比べると、平成27年度には倍以上に伸びているということで、これは受診率が上がったのも、その配付もやはり少しは影響があったのではないかなと思います。
国のほうからは、50%の受診率を目指すようにということで、その目標値が掲げられているわけですが、右肩上がりで受診率が上がってきていても、まだまだその数値にはちょっと遠いというところですので、これからその目標である50%に向けて区としてどのようにやっていこうと思っているのか、それを一つお伺いしたいと思います。
あと、それから最近、有名歌舞伎俳優の奥様が乳がんで今、闘病中であるということが報道に出たりとか、あと30代の若い女性の乳がんに対する不安ですとか関心が非常に高くなってきている、そういうふうに思います。 お隣の品川区においては、30代から、自己負担500円かかりますけれども、30代からの乳がん検診も行っているということで、目黒区については、30代の乳がん検診についてはどのような考えをお持ちなのか、そこをお伺いしたいと思います。
以上です。
○島田健康推進課長
今後の受診率の拡大でございますけれども、個別通知を出すということがやはり受診率を向上させていく上で大変重要だというふうに思っております。
この間、区のほうでも独自としまして、個別通知の発行を拡大してきたところでございます。ただ、41歳から44歳につきましては、この間、受診率が上がるということは、その分、健診料も相当ふえていくということもありまして、なかなか財政上の制約もあった関係から、41歳から44歳の部分が進まなかったという部分もございます。今後、この41歳から44歳につきましても個別通知が発送できるように、予算化に向けて努力をしていきたいというふうに思っております。
それから、2つ目の30代の方のがん検診でございますが、昨年も有名なタレントの方の乳がんがあったということがあって、急に申し込みがふえたケースがございます。ことしも先ほど委員おっしゃられたような歌舞伎俳優の奥様のことがありまして、やはりその報道があった後は、非常に申し込みはふえております。こういった申し込みにつきましては、やはりなかなか受診率が上がらない中で、一過性に終わらないように、今後ふやしていきたいというふうに思っております。
30代につきましては、我々の検診につきましては、国の検診のガイドラインに基づいて実施をしております。その中で、国のほうでは、40歳以上の検診については、科学的根拠に基づくデータとして効果がある、死亡率減少効果が得られるというふうにしております。40歳以上については勧奨をすると。40歳以下につきましては、そういった死亡率減少効果のデータが得られてないとして、40歳以下については推奨しないという形をとっております。区としましては、基本的には国のガイドラインに沿った対応を進めていきたいというふうに考えております。
以上でございます。

○小林委員
ありがとうございました。
それでは、最後の質問をさせていただきたいと思います。
まず30代の受診についてなんですけれども、国のガイドラインに沿って今、区のほうでは検診のルールを決めているということなんですが、やはり関心がだんだん高くなってきて、不安も持たれる30代の方がふえてきている。そこで、実際に区のほうにも問い合わせが出てきたということなので、これからまたそういった30代の方の相談ですとか、問い合わせはふえてくると思います。ですので、目黒区として独自にどのような対応ができるか。例えば先ほど申し上げました品川区の場合は、500円の自己負担があったりだとか、あとは検診の一部を助成するとか、いろいろな工夫ができると思うので、目黒区独自で30代の方への受診もどのようなことができるかというのも検討してみてはいかがでしょうかというのが一つ。
それから、41歳から44歳の年齢のクーポン券に関してなんですけれども、その年代の方は申し込み制で乳がん検診が受けられるということでしたが、41歳から44歳の方々は、お仕事であったり、子育てであったり、非常に忙しい毎日を過ごされてると思います。ですので、いつか受けなきゃなと思っていてもなかなかその申し込みをするというのが後手後手になってしまって、いつの間にか月日がたってしまったというケースが多いのではないかなというふうに心配するんですが、やはりそこの41歳、44歳の部分が、区のホームページを見ていても、すっぽりと無料クーポン券の対象から抜けてしまっているというのがすごく違和感があるというか、不公平感が否めないというちょっと印象がありましたので、目黒区といたしましては、40歳、45歳から60歳という、そういった分け方ではなくて、もう40歳から60歳まで全員に平等に働く女性たちの健康も応援しますよというような、そういった姿勢を見せていくべきではないかと思います。ですので、予算がかかることだとは重々承知していますけれども、その41歳、44歳の方々への無料のクーポン配付という部分についてもこれから区としてもしっかり応援していくということをぜひ見せていただきたいと思いますが、最後その点をお伺いしたいと思います。
以上です。

○島田健康推進課長
30代の検診につきましては、マンモグラフィーで検査する場合はエックス線を当てたりしますので、やはりそういった問題があるということと、それから30代につきましては、乳腺の動きが非常に活発であるということを言われております。そのため読影をやってもなかなか判別がつかない。それで、検査によっては、要経過観察というのを長い間引きずる方もございます。そうしますと、若いうちからそういった経過観察をずっと続けていくということは、これはがん検診の利益、不利益の中では不利益ということもありますので、その辺につきましては、30代のがん検診をどのようにやっていくか、他の先進例等も見ながら今後考えていきたいというふうに思っております。
それから、41歳から44歳の個別通知でございますが、私どものほうでもこの層の受診状況を見ますと、受診勧奨をしている世代と比べると申し込み者はやはり少し少ないというふうに感じておりますので、この辺は今後とも個別通知を出せるように努力していきたいというふうに思っております。
以上でございます。

○今井委員長
小林委員の質疑を終わります。
ほかに。

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