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平成29年予算特別委員会(第8日3月16日)

各種委員会

開催日:平成29年 3月16日
会議名:平成29年予算特別委員会(第8日 3月16日)

目黒区議会予算特別委員会会議録(第8日)

○小林委員
それでは、教育費について全部で9問伺いたいと思います。盛りだくさんで大変恐縮ですけれども、未来を担う子どもたちの育成のために充てられてる予算ですので、細かい点を確認したいと思います。
まずは英語教育について大きく3つ伺います。
1点目、大鳥中学校でのEキャンプについてですが、本年度実施した成果と課題を受けて、来年度の具体的な内容、例えば本年度からの変更点等があれば伺います。
次に、2点目といたしまして、イングリッシュサマースクールについても同じく成果と課題を受けた来年度の実施内容や本年度からの変更点について伺いたいと思います。
それから、3点目ですけれども、英語教育推進地域設置事業について伺います。
来年度はこの事業の2年目ということで、区独自の副教材「WelcometoMeguro」、これを作成する予定ということですが、この中身について現在どのようなつくりを考えているのかを伺います。
それから、同じくこの推進地域指定による事業ですけれども、音声ペンも活用する予定ということです。この音声ペンというのはどのように使うものでしょうか。この効果は期待できるものなのか、この点について伺います。
それから、5点目といたしまして、伝統文化に関する教育の充実の部分です。
他の委員からも質問がありましたけれども、来年度、新たに茶道の体験教室、これが行われます。そもそもなぜ茶道なのか、その理由と、体験教室の内容をお伺いします。
6点目といたしまして、来年度、東城区と中浪区、それから本区との三区間交流が行われますけれども、この交流について伺います。
区民生活の部分でもここの部分質問させていただきました。その際に、生徒たちが帰国したときには報告会のようなものも今検討しているという御答弁をいただいたんですけれども、これは学校、教育委員会としてはこの参加する生徒がいる学校の中で、事前に行く生徒を対象にした事前学習ですとか、それから子どもたちが帰ってきた後の学校の中での報告会、こういったものは今のところ検討されているのかを伺います。
それから、7点目といたしまして、防災教育について伺います。
先ほど財政課長のほうからも説明ありましたけれども、ジュニア防災検定、これが現在五本木小学校と本年度は上目黒小学校でも実施がされて、来年は中学校でも行われるというお話でした。この来年度のジュニア防災検定の拡充状況について詳しくお伺いしたいと思います。
そして、同じく防災教育に関連してなんですけれども、教職員と中学生の普通救命講習、これは毎年予算が計上されています。本年度からは区として3年計画で、区職員200名の防災士取得を目指しており、来年度はそのうち50名分の予算が計上されています。
そこで、もし学校の先生がこの防災士の取得をしたい、こういった希望が出た場合には、先生方もこの50名の中に含まれていくのでしょうか。この点を確認したいと思います。
それから、最後に9点目といたしまして、道徳の教科化に伴う副読本使用の見直しという部分について伺います。
これは、プレス発表資料によりますと、42ページになるんですが、小学校道徳の教科化に伴う副読本使用の見直しというところで、334万4,000円という数字がついています。この見直しというのは副読本自体を見直すのか、どういったことなのか説明を伺いたいと思います。
以上9点を1回目の質問とさせていただきます。

○田中教育指導課長
それでは、9点御質問の中で、第8点目の防災士取得に関する質問以外の8点について、教育指導課のほうからお答えをさせていただきます。
まず、イングリッシュキャンプにつきましては、こちらについては大鳥中学校の魅力ある取り組みという形で、統合の前年度、平成26年度から実施し、今年度3回目の実施を終えたところでございます。目的といたしましては、英語によるコミュニケーション能力の向上、異文化理解を図ることということで、第2学年の生徒を対象に実施いたしました。
今年度は、昨年度の反省を踏まえまして、人数を前年度の54名から48名に変更したこと、それからALTもファシリテーター役を1名追加して充実を図ったこと、さらには、クラフト等を用いた制作活動、これを取り入れて会話の活性化を図るというような、そういった工夫を行いまして目的の達成を図ったところでございます。
参加した生徒からは、興味、関心、これが高まった、あるいは参加してよかったというようなこと、9割の生徒が参加して英語に対する意識が変化があったというようなことも答えておりますので、ALTの参加、指導者数も課題がなかったのかなというふうに捉えているところでございます。
ただ1点、課題を挙げるといたしますと、プログラムの内容でクラフトの制作を入れたわけなんですけども、これは私どもはこの設計の段階で委託業者ともかかわっていた中で、これをやることよってより子どもたちの会話が弾むだろうということで取り入れたんですけども、実際には制作に夢中になってしまってなかなか話が弾まなかったという、そういった課題がございましたので、次年度に向けてはこのプログラムの見直しをして、より集中的に会話が弾むような、こういったプログラムを開発していきたいというふうに考えているところでございます。
イングリッシュキャンプについては以上でございます。
2点目のイングリッシュサマースクールについてでございますけども、これは今申し上げたイングリッシュキャンプの成果を中学校の全校で展開できないかというような御意見もいただきながら、今年度から中学校2年生を主に対象として、各中学校で夏季休業期間中に実施したものでございます。
今年度は、お弁当持参でということで午前中に2時間、午後2時間の1日かけての指導、これを5日間連続で実施いたしました。これも同じようにアンケートをEキャンプと同じようにとったんですけれども、99%の生徒が参加してよかった、あるいは90%以上の子どもたちが英語に対する意識が変わったというふうに回答しておりますので、参加した生徒につきましてはおおむね効果があったのかなというふうに評価しております。
ただ、課題といたしましては、これ並行して、この夏季休業期間中なんですけども、部活動ですとか補習、それから面談等が入っていて、この5日間を丸々参加するのがなかなか難しいというお声が子どもからも保護者からも届いてございます。
また、課題の一つとしては、30名近いALTを派遣いたしますので、個々のALTによって指導の内容に差があったというようなことも受けておりますので、次年度は4日間に設定をし直して、午前の部、午後の部という形でそれぞれ分けて、多くの生徒が参加できるようにしていきたいなというふうに考えてございます。昨年度は189名の参加者だったんですけども、一応来年度は400名を超える参加者を可能とするような形で取り組んでいます。
また、ALTに対する事前の研修も委託業者に対してしっかりとするよう指示していきたいというふうに考えております。
予算の内訳については、これは全て委託料という形で、9校一式で委託しているものでございます。
第3点目、「Welcome to Meguro」でございますけども、御指摘のとおり、28年度から29年度、今年度、来年度と2年間にわたって東京都の教育委員会から英語教育推進地域事業の委託を受けてございます。これは、学習指導要領の改訂に伴って、小学校で平成32年度から全国的に英語科が高学年に導入されることを受けて、東京都では30年度から、実施の2年前の前倒しをして先行的に英語の小学校での教科化を図っていきたいという狙いの中で、目黒区を含む10区市が委託を受けたわけでございます。
本区の場合は、CAN-DOリストの作成の手引きとあとカリキュラムの編成ということで、カリキュラム開発、これがカリキュラム開発の中に音声ペンを含むカリキュラム開発ということでの委託を受けてございますので、30年度から実施できるようにカリキュラムの開発をしているところでございます。
そのカリキュラムの開発の中で、これは目黒区は平成18年度から区独自のモデルカリキュラムを編成してやってまいりましたので、これの中に改めて今回の英語科の内容を盛り込んでいくという作業をさせていただくと同時に、オリンピック・パラリンピック教育に絡めて何かできないかということでこの「Welcome to Meguro」というものの冊子、これを開発していこうというふうにしているところでございます。
具体的には、写真や図、絵を含む今のところ30ページ程度の冊子、これを開発していこうと。区内の駅ですとか歴史的な建物、植物や動物、食べ物、そういった身近なものを取り上げまして、これをもとにコミュニケーションが図れるような内容というふうに考えてます。この副教材を使って、5年生、6年生でそれぞれ8時間程度の単元をつくって開発していこうと。主には話すこと、聞くことですね。この活動をこの単元に当てて、2020年のオリンピック・パラリンピック東京大会に来た外国の方々、この方々に目黒を紹介したり、目黒の建物等の道案内をしたりだとかっていうことでかかわれるような、そういったことを目的としてつくろうとしているところでございます。これが「Welcome to Meguro」の中身と、それから作成の意図でございます。
あわせて、カリキュラムの中で小学校の英語科が高学年で始まる中では、70時間に、35時間ふえるんですね、70時間に。今まで35時間は話す、聞く、これをALTとともに担任がやっていたわけですけども、ふえる35時間をどうするかというようなことが課題がありまして、この35時間につきましては書くことと読むことの指導になるんですね。
これを時間数を生み出していくのがなかなか難しいという中で、朝や、それからお昼の時間のモジュールと申しまして、時間15分ずつを週に3回とって、その中でこの読むこと、書くことの指導を担任が行うのが適切ではないかということで今研究を進めているんですけども、そのときに、じゃ、担任が正しい音声だとかということを伝えられるかっていうと、なかなかやっぱりそれは尻込みしてしまう部分がありますので、ここで音声ペンを用いて、辞書的な機能の中に音声ペンを当てて音声を出していくというような、そういったもので指導していこうというふうに今進めているところで、これは実際には今不動小学校ですとか田道小学校、それから下目黒小学校で活用していただいてるんですけども、なかなか、2人に1つ与えて活動するんですけども、なかなかいい活動が、隣の子どもたち同士のかかわりも含めたいい活動ができているというふうな形で進んでおりますので、これを改めて研究してより充実させていきたいなというふうに思っているところでございます。
それから、第5点目、伝統文化に関する中身でございますけれども、この伝統文化に関する茶華道体験教室につきましては、目黒区では20年度の学習指導要領の改訂を受けて、伝統文化に触れる学習内容をなるべくたくさん織り込んでいこうということで、これまでも琴の演奏体験、それから狂言や能の伝統芸能保持者による実演とワークショップ、和楽器演奏体験というのを実施してまいりました。
平成29年度からは、これらに加えて日本の伝統的な作法あるいは総合芸術である茶道、伝統的な作法を伴う茶道を体験的になれ親しむ茶道体験教室、これを取り入れていこうというふうに試行的にやっていこうと取り組んでるところでございます。今、小学校3校で第6学年を対象に導入したいというふうに予算を計上させていただいております。
具体的には、年3回、実際にお茶をたてて飲むというような、そういった体験をしたり、お互いが学んだことを発表したりするということを通して、礼儀作法を学ぶ、あるいはおもてなしの心を習得させるということで、豊かな人間性と日本独自の文化を大切にしようとする心、これを育てていきたいということで考えております。
能、狂言の実演、それから和楽器体験につきましては、徐々に徐々に段階的に拡充してきたという経緯がありますので、今年度3校やったことをもとにして茶道体験教室を拡充するのか、あるいは華道の可能性もあるかなというふうに一応捉えておりましたので、そういった華道体験教室も可能なのかどうかというようなことも含めて今年度検討してまいりたいなというふうに思ってございます。
5点目については以上でございます。
続いて、6点目、三区間の交流についてでございます。
この三区間の交流につきましては、現在日程ですとか種目等について、これは文化・交流課を中心にしていただきながら相手国と調整をしていただいておりますけども、私ども教育委員会の事務局としては、中学校長会、それと目黒区中学校体育連盟に今協力を要請しているところでございます。可能な限り、全学校の生徒の中から、全学校9校ですけども、9校の中から1人以上の参加者が出るようにというのをお願いをしているところなんですけども、なかなかそれは難しいだろうというような回答をいただいております。あるいは、それは時期的にも夏季休業期間中になると思うんですけども、そういった時期、家庭の事情等、それからその種目によっては選抜になる子どもの様子もありますので、そういったその中で難しいだろうという回答は得てるんですけども、なるべく多くの学校から選抜していただきたいということは申し出ております。
そういった中で、委員御指摘のとおり、せっかく選抜して代表で行く子がいますので、目的がその各国あるいは地域との親睦ということでございますから、これについては代表として行く子どもだけではなくて、参加する子どもを通して、帰ってきた報告会あるいは行く前の壮行会、こんなものもあわせて子どもたちに広めることができないか、より、参加しない子どもたちが東城区ですとか、それから中浪区と親しみを持つことができないかというような取り組みを校長会とも連携をしながら検討してまいりたいというふうに考えてございます。
以上、6点目でございます。

○飯田委員長
済みません。答弁の途中ではございますが、議事の都合により暫時休憩といたします。
再開は1時でございます。小林委員の7点目の質問に対する答弁から行います。

○飯田委員長
休憩前に引き続き、委員会を再開いたします。
小林委員の1回目の質問に対する答弁からお願いいたします。

○田中教育指導課長
それでは、小林委員の第7点目の御質問、ジュニア防災検定についてでございますけれども、こちらのジュニア防災検定につきましては、子どもたちが日常から防災と減災に関心を持って、自分で考え判断し行動できる、いわゆる防災力、これを身につけるために導入した検定でございます。平成26年度には五本木小学校、平成28年度、今年度はこの成果を受けて上目黒小学校で実施した経緯がございます。この実施した学校から、検定後に避難訓練に臨む子どもたちの姿が変わったというふうに伺っております。
具体的には、ハンカチを忘れる子が少なくなったりとか、あるいは低学年に対して、5年生が対象として検定を受けてますので、低学年に対する声かけ、避難訓練を真面目にやるようにというような声かけが多くなったというような、そういった変容が見られてるということがあります。それから、これは検定の前に事前課題として家族防災会議を開くようにというような形で夏季休業期間中に課題を与えておりますので、御家族の方からも、改めて防災について家族で話し合う機会を設けることができたというようなお声が届いているということでございます。
こういった成果を受けまして、来年度はこれ中学校に広げていきたいと。上目黒小学校、五本木小学校ですので、中央中学校が同じ中学校区の学校でございますので、ここで実施することによって義務教育9年間の中で繰り返しこの防災力を高めるような、そういった教育ができるのではないかなというふうに考えているところでございます。
小学校で実施してきたのはジュニア防災検定初級というものでございまして、中学校ではさらに中級の検定、これを実施して系統的に防災力、これを育んでいきたいというところでの一つの研究をこの中央中学校区の中でしていきたいというふうに捉えているところでございます。
以上、7点目でございます。
そして、9点目の道徳の副読本の見直しでの予算額でございますけども、こちら平成30年から教科書を用いた道徳、いわゆる道徳科が小学校で実施されます。ですので、今年度、平成29年度は、道徳の教科書の検定の採択という作業を教育委員会内でしていく予定でございます。
そうすると、平成30年度からは副読本ではなくて、教科書が主の教材というふうになってきますので、これまで実は道徳の指導に当たっては、国からの副読本、それから都の副読本、目黒区の資料、そして中心となる市販の教材会社がつくった副読本というのが、こういったものがある中で、29年度分につきましては28年度で既に購入し、来年度分で配るという形をさせていただいていますので、この334万4,000円っていうのは見直しということで減額する内容でございます。差し引いたものということでございますので、目黒区といたしましては、その教科書を使いながら、目黒区の独自教材「心の広場」と、あと「めぐろの心」、この教材を使って道徳の指導、道徳科の指導の充実を図っていきたいというふうに考えているところでございます。
9点についての8点、以上、教育指導課からでございます。以上です。

○山野井教育政策課長
それでは、区職員の防災士検定に向けた講座についての御質疑でございます。
これ、現状についてのお答えだけになってしまいますけれども、基本的には参集指定を受けている区の職員、これを対象としているということで、教員は含んでいないというふうに聞いてございます。
以上です。

○小林委員
もろもろの御答弁ありがとうございます。細かい点が確認できました。私も持ち時間があるので、再質のほう、大きく2点伺わせていただきたいと思います。
まず英語教育のほうなんですが、こちら、目黒区独自の「Welcome to Meguro」、この開発が来年度進んでいくということで、やはり子どもたちがより英語に親しみやすくなる、そのためには身近なもの、身近な自分の暮らしているエリアのことから説明、紹介ができるということ、その着目点はすごく私はいいと思っていて、この「Welcome to Meguro」についての効果というのは非常に期待を寄せています。
音声ペンについても、やはり小学校の先生がこのイントネーション、英語の発音まで正確にとなると非常に先生も負担も多くて、やはりALTの力もなくては難しいと思いますし、こういったちょっとした補助教材がうまくこの教室の中で活用されていって、先生の負担も減り、なおかつ英語教育の向上にも資すると、そういったことが期待できるのでは、とてもいい事業だと思います。
これ、もし、ペンですから、壊れたりとか、なくしたりとか、子どもたちそういうことも考えられますし、またそれから、「Welcome to Meguro」についても使っていく中でもう少しこれはこうしたほうがいいとか、何か気づいた点とかが出てくると思います。そういった場合には、その都度改訂してよりよいものをつくっていくために、そういった予算というのも来年度の中にはそれは入っているのか、またそうじゃなくても今後そういったことが出てきたときには区として予算をつけて充実した英語教育が、子どもたちにわたるようなものを確保していく予定があるのか、その辺を一つ伺いたいです。
もう一つ、防災教育の今後の展望について伺いたいんですけれども、子どもたちの中では確かにジュニア防災検定を受けたりだとか、そういったことの効果が出てきて、子どもたちの中でも防災に対する関心、興味というのが高まってきた、そういったことが今御答弁の中でもありました。
それで、私、先ほど区の職員の防災士検定のところで先生はどうかということを聞いたんですが、学校の中でやはり日常生活、地震、何か災害が起きたとき、子どもたち、学校にいる可能性というのは非常に高いと私は思って心配しています。
それで、一つ御紹介したいんですけれども、我が会派、視察で防災協定を結んでいる大分県臼杵市のほう、視察に行きました。そこで防災士が、大分県は非常に全国の中でも取得率が高くて、女性の防災士も多い。また防災士、女性の視点からのカラフルな段ボールトイレの開発だとか、それから劇団を立ち上げて学校だとかいろいろなところに啓発活動をしている。そういったところですごく県を挙げても防災士の養成、育成に力を上げている。さらに、教育委員会も大分県では学校の先生方に取得を勧める、そういった動きが非常に出ています。
これは昨年9月24日の読売新聞での報道なんですけれども、ちょっと御紹介しますと、大分県、大分市では、2014年度に教職員向けの防災士養成講座を開設しました。これまでの3年間で263人の教職員が合格しています。大分県教育委員会や大分市は、子どもの命を守るため、今後も教員に対して防災士の取得を呼びかけていきたいとしています。
そこで、その方針としては、まず教職員の指導や外部と窓口業務を担う教頭先生、副校長先生に資格を取得してもらい、ほかの教員に広げていくという考えです。昨年9月の時点では全65校のうち55校の教頭先生、副校長先生が防災士の資格を取得しました。
こうした大分県では県全体を挙げて、学校の中で先生からこうした防災士の資格を取って防災に関する知識を深め、子どもたちにもそれが伝わるような、そういった教室の中での防災の意識を底上げを図っているという状況なんですね。
それで、目黒区は今英語教育にも非常に力を入れていて、すごく教育の目黒、英語教育は力を入れていることがだんだん定着してきました。これから防災教育についても、本区としてはこうした英語教育のようにもっと力を入れて、子どもたち及び先生方のほうにも防災力の向上を高めていく、そういったサポートをしていくつもりがあるのかどうか、そういった大きい話になりますけども、その辺の展望を伺いたいので、以上、再質は2点といたします。

○田中教育指導課長
それでは、私から1点目、英語教育についての再質問については御答弁させていただきます。
まず「Welcome to Meguro」と音声ペンの活用につきまして御評価いただきましてありがとうございます。
この「Welcome to Meguro」なんですけども、今年度編集作業をさせていただいて、来年度は、今研究を進めている小学校の3校、大鳥中学校区の下目黒小学校、田道小学校、不動小学校の3校でまず試験的にこれを取り組んで行っていくと。その研究の成果を受けて、さらに改訂すべきところは改訂し、再来年度に向けて編集、印刷をしていくというのが今年度の予算の中で行うもの。音声ペンにつきましても、多少予備を購入しておいて、そういった壊れたものについては今年度の予算の中で対応していきたいというふうに考えているところでございます。
私からは以上です。

○山野井教育政策課長
それでは、防災士の講座の件ですけれども、大分県の例、聞かせていただいてありがとうございます。防災教育を子どもたちにしていくという上で、学校の先生方がそういった資格を持っていることは、これは意味のあることかなと思います。
大分県の例、いただきましたので、東京都ではどうなっているのかとか、周辺の都内の区、どんな状況なのか、そういった調査も含めて、どういう効果があるのか、その辺もちょっと含めて今後研究させていただきたい、そんなふうに考えます。
以上です。

○飯田委員長
小林委員の質疑を終わります。

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