MENU

平成29年文教・子ども委員会(10月11日)

各種委員会

開催日:平成29年10月11日
会議名:平成29年文教・子ども委員会(10月11日)

○吉野委員長
 ありがとうございました。
 説明が終わりましたので、質疑を受けます。

○小林委員
 私から幾つか質問させていただきます。
 東京都の教育委員会のほうで、「Welcome to Tokyo」の教材があったかと思うんですけども、そちらのほうはもう使わないで、今回新たにつくられた「Welcome to Meguro」にかわるのか、それを1点確認させてください。
 それから、使用期間が来年4月1日から32年3月31日までの2年間となっておりますけれども、その後は教科書のほうを使いながらということで、この「Welcome to Meguro」は副教材としてこのまま、この2年間の使用期間での効果を見ながら続けて、副教材としても使用は継続していく予定なのか、それも聞きたいです。
 それから、レッスンプランで、6ページ、それから8ページのほうにもあるんですけども、他者に配慮しながら伝え合うというワードが結構見受けられるので、他者に配慮しながら伝え合うという、これはどういうことなのかをお伺いしたいです。例えば、答える内容が、目黒のお気に入りのスポットとか、そういうのについてほかの人と重ならないように、生徒のほうで配慮しながら答えるのか、そのあたり、どういう意味なのかをちょっと確認したいです。
 それから、4点目は、先ほど、教えるのがホームルームティーチャーとALTとで交互にされていくということでしたけれども、ホームルームティーチャーだけが行うときには、ALTは後ろのほうでサポートに回るということでよろしかったでしょうか。
 以上です。

○田中教育指導課長
 4点の御質問について順次お答えさせていただきます。
 まず、「Welcome to Tokyo」、これは東京都のほうが作成したものがございます。内容的には非常に似通っている内容で、対象物については、これが東京都にある名称であったり、地名であったりというようなことになっているものでございますけども、本区の場合は、モデルカリキュラムの中で「Meguro」に置きかえて、目黒区をさらに英語の学習活動を通してより知ってもらおうというふうなことで、置きかえて取り組んでいきたいなと思っております。
 それから、その後、平成32年度からの扱いにつきましては、実は既に文部科学省のほうから、70時間掛ける2学年の暫定版という形で年間の計画をいただいております。その中には、5年生が「日本へようこそ」ということで道案内をするような形、6年生が日本のことを紹介しようというようなことになっております。逆になっているんですけども、こういったところに置きかえて実施することができるのかなと思っていますので、今後、新しい教科書が採択された上で、活用のほうを考えていきたいなというふうに思っております。
 それから3点目、レッスンプランにある他者に配慮しながら伝えようということは、これは目黒区の独自教材を作成する中で、随分、目黒としてこだわったところの一つであるんですけども、なるべくやりとりをしっかりやっていこうと、言葉のキャッチボールをして、会話をつなげていこうというところで配慮したものです。例えば、私は何々が好きだというような表現、これ、私、日本語で申しわけないんですけど、英語でやったとき、「あなたはこれが好きなんですね」というようなことで、IをYouにかえて相手に返す。それとか、それはとてもいいことだね、「That is good」と言ったり、そういう必ず聞くだけで終わらないで、それを評価したりして、相手に返していくというようなことをやりとりをするというようなことに配慮して、単元は計画をつくっていますが、そういったことをあらわしてございます。
 それから4点目、HRTとALT、これは交互でやるということで、HRT1人でやるときには、恐らく短時間学習、1時間のものを15分ずつに3回に分けて、例えば朝の帯の時間、あるいは昼の帯の時間に実施していくということになりますので、ここの部分はALTが完全に入らない時間というふうに考えて、担任だけでもできるように中身を考えているところでございます。
 以上です。

○小林委員
 ありがとうございます。
 外国の方とコミュニケーションをとるときに、やっぱりどうしても日本の子どもたちの場合は、質問したことに対して相手が答えると、もうそこで終わってしまって会話が長続きしない。それがどうしても英語への苦手意識につながってしまったりとか、そういうことも時々聞きますが、今回、レッスンプランでも、他者に配慮しながらというのが非常にたくさん出てきたので、何なんだろうなと思ってお伺いした次第ですが、そこが今回、「Welcome to Meguro」の教材の中での一つの大きな特徴であるということがわかって、とてもよかったです。
 ただ、実際に英語を使うときに、日本人同士で練習していって自信をつけていくのはいいんですが、やはり最終的には外国の方とコミュニケーションをとる、そのためのスキルアップの教材になってくると思うので、趣旨の(2)にも、世界各国の人々と臆せず積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度を育むというところに掲げている目標が達成できるように、区内在住の外国人の方だとか、あとインドネシア学校だったりだとか大使館、そういった区内にいらっしゃる方々をより巻き込めれば、御協力いただきながら、子どもたちが実際に海外の方と交流をしていく中で、目黒についての新たな発見だったり、日本文化に対しての新たな気づきを得られるような、そういったもっと深みが生まれるような教材に育てていっていただきたいなと思います。目黒は英語教育に非常に力を入れているので、教科書が採択された場合でも、こういった特徴ある教材は、ぜひ目黒の英語教育の目玉として、子どもたちの教育に役立てていっていただきたいと思うので、その点について最後に1点だけ、もう一度確認をしたいと思います。
 以上です。

○田中教育指導課長
 実際に「Welcome to Meguro」を使った学習を通して、さらに実際の外国人の方とのコミュニケーションというふうに、活動の広がり、これに期待されるという御質問であると思いますけども、今、オリンピック・パラリンピック教育の一環として世界友達プロジェクト、これも進めているところで、各大使館ですとか留学生ですとか、そういった方々にも学校に来ていただいて交流をしているところでございますので、そういった機会を捉えて、英語で話ができるような、そういった活動も推進できていければなというふうに思っております。
 以上です。

○吉野委員長
 ほかにございますか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕

pagetop