平成30年文教・子ども委員会( 4月11日)
開催日:平成30年 4月11日
会議名:平成30年文教・子ども委員会( 4月11日)
○吉野委員長
ありがとうございました。
説明が終わりましたので、質疑を受けます。
○小林委員
国や都の動きがまだ明確になっていない中で今回試行的に行うということなので、ちょっと教えていただきたいんですが、まず学校の顧問教員というのは区立中学校には基本的に教育委員会のほうで全部置くということに今年度は決まっているのか、それとも校長のほうで置く置かないを決めることができるのかということが1点と、それから今までの外部指導員の方がそのまま、今年度も希望すれば、引き続き同じような形で部活動指導員のほうにスライドできるというのか、その辺の仕組みをちょっと詳しく聞きたいと思います。
2点です。
○村上学校運営課長
まず初めに、顧問教員ですけれども、当然、各学校に配置されている教科ごとの教員は、まず専門の教科、国語や数学、社会、理科といった教科を持っています。それ以外に、自分が得意とする、例えばスポーツであったり、文化的な部活動であったり、それの顧問につくことができます。それは教育委員会の指導ではなく、学校長が指定する、本人と話し合って決めるという形になります。当然、学校規模が小さいところは教職員数の絶対数も少ないですし、あるいはこれまで在籍していた特定のスポーツに関する有能な方が人事異動等で転出してしまって、後に来られた方がその種目を担当できないとか、そういったことがございます。それぞれ顧問教員は、その年度その年度においての学校側が、あるいは生徒が希望する部活動をなるべく充実させてあげたいということで設置していくんですけれども、中には顧問教員が置けないものもある。
2点目の外部指導員につきましては、この試行期間中、従前どおりお願いをすることができます。従前の形で外部の方をお願いして、顧問教員のもと、あるいは部活動の担当教員のもと、指導を行うという形になります。今後、学校が新しい法の仕組みに基づいた部活動指導員、外部指導員が部活動指導員にスライドしていくのか、あるいは新たな部活動指導員そのものをスカウトしてくるのかという話なんですが、今、学校のほうに調査をかけているんですけれども、まだ9校中5校が未定の状況、4校がある程度内定をしてございまして、新たに外部指導員を設置すると。全く新規の方で、お願いできる方がいるのでというところが2名予定されています。また、これまでずっと外部指導員で指導していただいた方、これらの方を、繰り上げと言っていいかどうかわからないですけれども、部活動指導員にするというところが、今のところ14名、候補として上がっているところでございます。
○小林委員
そうすると、外部指導員をこれまでされていた方が、同じ学校で同じ競技を指導するので、指導内容は余り変更がないと、なれている方だと思うのですが、ただ、この仕組み自体が、試行で行われるとはいえ、新たに大会とかにも引率を単独でするという責任が出てきたりとかするので、説明会とか、こういうところが変わりますよというようなことは一斉に行うのか、校長先生にお任せして学校でやるのか、そこだけ最後、1点お伺いします。
○村上学校運営課長
学校側の取り組みも、今の御不安のとおり、さまざま、法が変わったから、すぐに切りかえられるということでもなく、大会等の引率で外へ行くときに事故等があったときの責任の問題とか、さまざまな問題、課題がございます。そういうことも含めて、各学校それぞれ今までどおりでやりたいということ、あるいは様子を見ながら少しずつ外部指導員を入れていく、そういう取り組みが進んでいるところです。
各学校に対しては、4月冒頭の合同校長会で、まず新しい制度について説明をいたしました。この後、合同副校長会でも説明をいたしますし、特に謝礼の支払いあるいは教育委員会の報告あるいは、任命する場合は全てこちらで保険を掛けていますけれども、そういった手続を副校長先生がされていますので、合同副校長会での説明、あるいは特に中学校の副校長先生に対する説明は丁寧にお示しをしていきたいというふうに考えてございます。
○小林委員
それでは、副校長先生のほうには、いろいろな手続を担当されるので、説明会をするけれども、指導員そのものの方々には特には教育委員会としてはしないということでよろしかったですか。
○村上学校運営課長
基本的には、学校長とその方との関係でやっています。保険の関係や謝礼の関係で教育委員会との手続が出てくる形になります。ただし、教育委員会としては、年に2回必ず外部指導員、新たに設置する部活動指導員も含めてですけれども、研修を行っています。
他の自治体等で見聞きされるように、余りにも熱心な指導が行き過ぎて、行き過ぎた指導、教職員でいえば体罰に近いようなことを行わないような、そういったこと。あるいは今後さらにスポーツ庁から求められているのは、体育系の部活動指導に関して、いわゆる科学的な根拠に基づいた練習、根性とか、そういうことではなく、あるいは試合に関しても勝利至上主義ではなく、生徒たちが科学的な指導に基づいて楽しく競技ができるような、そういう研修をするように推奨されていますので、そこについても今後新たな研修項目として加えて、年に2回行っていくことを考えてございます。
○吉野委員長
ほかにございますか。