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平成30年文教・子ども委員会( 5月 9日)

各種委員会

開催日:平成30年 5月 9日
会議名:平成30年文教・子ども委員会( 5月 9日)

○吉野委員長
 よろしいですか。
 ほかにございますか。

○小林委員
 今回、教科書採択ということなんですが、先の委員から道徳の評価についてちょっと話が出たので少しお伺いしたいんですけれども、今度、中学校で道徳科として入ってくることで、現場の先生方のほうで評価のつけ方以外に、例えば今まで都のほうから来た副読本を使っていたこととまたちょっと授業内容は変わってきますけど、そういった運用する面での先生方から今どんな声が上がっているか。あと、教育委員会として、新たに先生方の研修をふやしたりとか、そういうサポートを何か考えていることがあるか、2点お伺いしたいと思います。

○田中教育指導課長
 御指摘のとおり、東京都も独自の教材を用意してますし、目黒区においても独自の、地域に合った教材を作成しておりましたので、これらの教材と、それから採択した教科書、どの部分をどのように入れかえれば年間35時間の授業ができるのかというような、そういったガイドを私ども教育指導課のほうで作成し、学校には提供させていただいていますので、それを学校は参考にして、それぞれの資料を活用していただけているのかなというふうに、もう小学校ではそのようにしてございますので、中学校においても採択した教科書に沿って、このページのこの授業の部分は目黒の子どもたちに応じた目黒の独自教材のこの部分が対応していますよというように、置きかえられるんじゃないかというような資料を作成して提示したいというふうに思ってございます。ですので、教員のほうから資料についてどの資料を使うのか迷っているというような声は、今のところ私どものほうには届いてございません。
 それから、サポートにつきましては、先ほども申し上げましたけれども、まずは小学校・中学校それぞれの学校に道徳教育を担当する教員がいらっしゃいますので、そういった先生方を対象の研修、これは毎年実施しておりますので例年どおり。さらには、必要に応じて、今年度の後半からeラーニングを取り入れていきますので、そういったeラーニング研修の教材も作成していくことはできるかなというふうに思ってございます。あくまでも予定で、未定でございますが、そのようなこともできるという可能性でございます。
 以上です。

○小林委員
 そうすると、教育委員会のほうで参考となるようなガイドラインをつくるということで、学校側としては、比較しながら授業を進められるということで、すごく助かると思います。
 小学校の道徳の公開授業を見に行ったときも、中学校の先生がたくさん来ていらっしゃって、今度、中学校のほうで新たに道徳が科目として入ってくることで、すごく関心が高かったあらわれだと思うんですけども、道徳の中でいじめの問題もやっぱり避けて通れないですし、めぐろ子ども会議、いじめのことを話す、そこでたしか、中学校のお兄さん、お姉さんがリーダーとなって、グループの話をまとめていくというのがあったので、中学校の道徳の先生と小学校の先生の連携というか、先行して小学校の先生が行っているのを、いいところを聞きながらとか、うまく縦のパイプをより太くしていただいて、目黒区が理想としている教育の、子どもたちにこうなってほしいっていう像に近づけるようなそういった部分、新しく入ってくるものなので、ぜひ力強く進めていっていただきたいと思いますが、いかかでしょうか。

○田中教育指導課長
 御指摘のとおり、各小・中学校では年に一度、必ず道徳授業地区公開講座というものを実施し、それぞれの学級で道徳の授業を公開してございますので、こういった会を活用して同じ校区内の先生方が授業を参観したりその後の意見交換会に出られるように、また改めて学校長のほうに周知をしていくことはできるかなと思いますので、検討させていただきたいと思います。
 以上です。

○吉野委員長
 ほかにございますか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○吉野委員長
 よろしいですか。
 ほかにございますか。

○小林委員
 私も1点だけ確認したいんですけれども、この調査結果の内訳で、体罰、不適切な指導、暴言等、行き過ぎた指導と4項目ありますけれども、この不適切な指導と行き過ぎた指導、その差って何なんだろうとか、ちょっとわからなかったんですが、この項目というのは東京都のほうから、こういうことをしたら不適切な指導に当てはまります、行き過ぎた指導に当てはまりますというようなふうで来てるのか、それとも区のマニュアルにのっとってこの4項目に分けての調査なのか、その1点を確認させてください。

○田中教育指導課長
 この種別につきましては、東京都教育委員会がガイドラインを示しておりますので、それを受けて、目黒区教育委員会でもガイドラインの中により詳細な具体例を示して、周知をしております。
 以上です。

○小林委員
 そうすると、一応、東京都のをもとに目黒のほうでも具体例を示しながらということなので、これ、平成26年度から調査が行われていますけれども、体罰根絶マニュアルの改定が平成26年12月に行われたのが最後なので、その後にこの調査で出てきた事例も、先生方にこういうのも出てきましたよってことでお知らせをする、マニュアルの中に入れていくというのも参考としては、まあこんなことでって思われるかもしれませんが、いいかと思うんですけれども、いかがでしょうか。その点だけ、最後に聞きたいです。

○田中教育指導課長
 御指摘のように、今後、マニュアルを改定するに当たって、そういった本区で起こった事例を入れるかどうかについても検討してまいりたいと思います。
 ただ、本日報告させていただいている内容につきましては、合同校(園)長会でも同様に報告させていただいておりますので、各学校の教員には周知はできているかなというふうに思ってございます。
 以上です。

○吉野委員長
 よろしいですか。
 ほかにございますか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○吉野委員長
 ほかにございますか。

○小林委員
 データに関して1点だけお伺いしたいんですけれども、去年は新規受理件数が減ったということで、さきの委員にもありましたけれども、身体的虐待がこの数字だけで見ると倍近くふえているように見えているけれども、この数年の比較で見ると大体50件、60件の中で推移しているということだったんですが、去年が少なかったということを除いて、この数年の比較の中で、例えば相談経路、学校だと虐待は35件、平成29年度はありましたけれども、その前は19件だったのが、ここも一瞬、ここだけ見るとふえたように見える。逆に近隣、知人からの相談が去年から減ったように見えるんですけれども、ここ数年の流れというか傾向としては、特に今回調査の結果で出た大きな変化というか特徴がもしあれば教えていただきたいと思います。
 去年のデータだけで比較すると、ここだけふえたとか減ったとかで、ちょっとよく傾向というのがあんまり見えなかったので、そこの点をお伺いしたいと思います。

○髙雄子ども家庭課長
 委員に御指摘いただいたところはまさに数値としてはそのとおりなんでございますけれども、もう少し、若干大き目に見させていただきますと、この1ページ目で、虐待以外の相談というのが平成29年度が230件、それから前年度28年度が235件という数値がございますが、これが実は、虐待自体は170から180件で横ばいなんでございますけれども、この虐待以外の相談というのが実はふえる傾向にございます。
 といいますと、どう分析するかということでございますけれども、虐待に至る前に何らかの形で御相談をいただいているのがふえてきているのかなというふうに考えられるところでございまして、この虐待の中での増減というのは余り際立った、性的虐待の件数が少ないというのは、これはいつもの傾向でございますけれども、ここがこうだという分析はなかなかしにくいというふうに考えているところでございまして、相談がふえているという傾向にあると、虐待以外のですね、という状況でございます。

○吉野委員長
 ほかにございますか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕

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